セブ島の南東に浮かぶボホール島。セブ島と同じくらいの面積のなかには、森や丘など手つかずの大自然が広がります。さらにボホール島は、世界最小の霊長類「ターシャ」に会えることでも知られています。
この記事ではボホール島の楽しみ方や行き方、ツアーの流れ、料金の目安、ベストシーズン、おすすめの持ち物などをまとめました。フィリピンでも独特な魅力を持つボホール島で、この島ならではの観光を楽しみましょう!
※1ペソ=約2.1円
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ボホール島観光の魅力

ボホール島は、美しい大自然が残る魅力たっぷりの島。セブ島からはフェリーで約2時間の場所にあり、セブ島からの日帰りツアーも数多く開催されています。
ボホール島に行った観光客からは、「セブに行ったらボホール島を訪れないともったいない!」という声も聞かれるほど。まずはボホール島にはどのような魅力があるのかチェックしてみましょう!
ボホール島は自然豊か

ボホール島の一番の魅力は、手つかずのまま残された豊かな自然でしょう。ボホール島はあまり開発されていない島で、山や森、海、川、丘など、ありのままの自然を見ることができます。なかでも「チョコレートヒルズ」は、数えきれないほどの丘が連なる絶景スポットとして有名です。
島内には、大自然を上手く活用した観光スポットもあります。「チョコレートヒルズ・アドベンチャーパーク」や「ダナオ・アドベンチャーパーク」などのテーマパークでは、緑いっぱいの森を見下ろしながらスリル満点のジップラインに挑戦できます。
希少な生き物に会えるチャンスも
豊かな自然の中には、ほかでは見られない希少な動物も。
ボホール島は、世界最小の霊長類であるメガネザルの「ターシャ」の生息地です。かわいらしいターシャに会えるツアーも多く、ボホール島ならではの体験ができるでしょう!
アクセスが便利
ボホール島のもう1つの魅力は、セブ島からのアクセスが便利ということ。
セブ島の港からはボホール島に直行するフェリーが出ていて、約2時間で到着します。日帰りツアーもあり、気軽に訪れることができる点も嬉しいですね。
ボホール島観光のベストシーズン

乾季4~6月がおすすめ
ボホール島はセブならではの温暖な気候で、1年中観光やアクティビティを楽しめます。「この季節でないと楽しめない」というシーズンがあるわけでもなく、観光の時期を選ばずに遊べますよ。
しかしチョコレートヒルズに行くなら、ベストシーズンは乾季の後半である4~6月でしょう。この時期は木々が枯れて茶色に染まるので、チョコレートらしい色の山々が見られます。

ボホール島への行き方3選

日本からマニラ経由でボホール島への行く方法
日本からマニラやセブへの直行便は毎日出ていますが、ボホールへの直行便はまだありません。
今までは、一番簡単な行き方はマニラ空港まで行き、そこで国内線に乗り換えて1時間のフライトでボホールへ、というものでした。
航空券のお値段
気になるお値段は?時期によって航空券の値段は変動しますが、日本からマニラやセブへの往復航空券は2万円から5万円程度が平均的です。
フィリピン航空でもセブ・パシフィックなどの格安航空会社でも、時折セールをしていますので、希望する日程の2ヶ月ほど前からチェックしてみてください。
現地の物価が安いので、交通費や滞在費がお得なのも魅力!長期滞在をしてもおサイフに優しいのは嬉しい限りです。
国際空港の開設
2019年ボホールにパングラオ国際空港が開設されました。
日本からボホールへの直行便が通うようになれば、ボホール島へは4時間半程で到着。ますます気軽に行けるリゾートとなることでしょう。
セブ島からボホール島へフェリーで行く方法

ボホール島へ行くには、まずセブ島の港である「Pier1(ピア1)」に向かいます。「Pier1」は人気観光スポットの「サン・ペドロ要塞」の近くにあり、セブ市内から車で15~20分程度の距離です。
「Pier1」からボホール島の「タグビララン港」に行くフェリーは、1日に数便出ています。所要時間は約2時間、チケット料金は片道700ペソ(約1,750円)程度です。
ボホール島は見どころの多い島なので、できれば朝7時台か8時台のフェリーに乗るのがおすすめ。チケットは売り切れることも多いため、出発時間より少なくとも30分以上前には着くようにしましょう。
マクタン島からセスナで遊覧飛行で行く方法

マクタン島からセスナで行く方法も。
空の上からもボホール島の大自然を眺めることができ、45分ほど空の散歩を楽しみボホール島に着陸します。他と違ったボホール島を楽しみたい方におすすめです。
ボホール島へはツアーで行くのがおすすめ
ボホール島に行くには、ツアーを利用するのが最も簡単です。
ツアーの費用には、ホテルからの送迎費やボホール島までの往復フェリー代、アクティビティ代などが含まれています。すべてセットになっているので自分で手配する必要がなく、安心して楽しめるでしょう。
ボホール島のツアーは、旅行会社やオプショナルツアーを扱うサイトなどで申し込みます。
参加者の評価(4.9/5)
【ボホール島日帰りプラン】ターシャ&チョコレートヒルズの大展望スポット!バギー/ジップバイク体験可、生演奏リバークルーズランチ付<日本語ガイド/ホテル送迎あり>
セブ島から個人で行くことも可能
ツアー以外にも、ボホール島に個人で行くことも可能です。
この場合は自力でフェリー乗り場まで行ったり、チケットを購入したり、ボホール島でのアクティビティも自分で申し込んだりする必要があります。手間はかかりますが、その分料金を抑えることができるでしょう。
ただし個人でボホール島に行くのは、英語が堪能な人かセブ島に慣れている人でないと難しいかもしれません。
【プロ厳選】ボホール島で絶対に行っておきたい観光スポット5選

絶対に押さえておきたいスポット
最初にボホール島在住の旅行のプロが、ボホール島観光で絶対に行くべき観光スポットを5つ厳選したのでご紹介します。
【プロ厳選】ボホール島で絶対に行っておきたい観光スポット5選
- ターシャ
- チョコレートヒルズ
- ロボックリバー
- バクラヨン教会
- ジンベイザメ
ターシャ

ターシャは、フィリピンのボホール島にあるターシャ自然公園で見ることができます。この生物は非常に珍しく、ボホール島が唯一の生息地です。
自然公園の中を歩きながらターシャの生息地を見学することができます。
チョコレートヒルズ

ボホール島を代表する観光地であるチョコレートヒルズは、名前の通り、まるでチョコレートのように見える1200以上の小山から成る独特の風景を楽しむことができます。
これらの丘は乾季になると茶色くなり、まるでチョコレートのように見えます。展望台からの眺めは圧巻で、一望できる緑豊かな風景は息をのむ美しさです。
ロボックリバー

ロボックリバーでのクルーズは、自然と文化を体験する絶好の機会です。美しい川沿いを進むと、マングローブの森、地元の村、野生動物を見ることができます。
クルーズ中には地元の料理のランチが提供され、船上では地元の音楽やダンスのパフォーマンスも楽しむことができます。
バクラヨン教会

フィリピン最古の石造教会であるバクラヨン教会は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。この教会はフィリピンのスペイン植民地時代の歴史と文化を象徴しています。中には美しい肖像画や木彫りがあり、外観は重厚な石壁と古風なバロックスタイルの鐘楼が印象的です。
ジンベイザメ

ボホール島では、ジンベイザメと一緒に泳ぐツアーが提供されています。ジンベイザメは世界最大の魚で、その巨大さと優雅さは一見の価値があります。
観察のためのルールが厳格に守られており、ジンベイザメへの接触は禁止されています。
ここまでがボホール島で絶対に行ってほしい観光スポットです。限られた観光の時間を有効活用してください。
続いて、ボホール島の観光スポットを順番に解説します。
ボホール島観光スポット14選
世界最小のメガネザル「ターシャ」に会う

ボホール島に来たら欠かせないのが、メガネザルの「ターシャ」を見に行くこと! ターシャを見に行くプランはほとんどのツアーに含まれています。
ターシャは手乗りサイズで、体長はわずか8~15センチ程度。性格はとても繊細かつ臆病で、カメラのフラッシュでもショックを受けてしまうのだとか。ターシャに会うときはカメラのフラッシュをたかない、大声を出さないなどのマナーを守りましょう。
ターシャに会うには、ロボック村にある「ターシャ保護センター」に行くのがおすすめ。もう1つの人気スポット「チョコレートヒルズ」からも比較的近く、観光にぴったりの場所です。

ターシャが見られる場所
ターシャが見られる場所が主に3カ所あり、どれもタグビララン市内からチョコレートヒルズに行く途中に、気軽に立ち寄ることができます。
ターシャ保護エリア(Tarsier Conservation Area)
ひとつ目はロボックにあるターシャ保護エリア。
- 所在地:Loay Interior Road, Loboc, Bohol
- 料金 大人:50ペソ(約106円)、子供・シニア:20ペソ(約42円) 、7歳以下無料
- 営業時間:8am〜5pm
- webサイト:なし
野生動物自然公園(Loboc Wildlife & Nature Park)
ふたつ目はロボックに新しくオープンした野生動物自然公園。ターシャも見られるうえ、様々な動物たちとも触れあえるミニ動物園。
- 所在地:Upper Bonbon, Loboc, Bohol
- 料金:150ペソ(約318円)
- 営業時間:8am〜5pm
- webサイト:https://facebook.com/lobocwildlife/
フィリピン・ターシャ自然保護区(Philippine Tarsier Sanctuary)
三つ目は、タグビララン市内から20〜30分のコレリアにあるフィリピン・ターシャ自然保護区。ターシャのことをもっと知りたい方におすすめ。静かな林の中で眠っているターシャは、とってもかわいいです。
- 所在地:Km.14 Canapnapan, Tarsier Sunctuary Road, Corella, Bohol
- 営業時間:8am〜4pm
- 料金 60ペソ(約127円) ※ 3歳以下無料
- webサイト:https://philippine-tarsier-sanctuary.business.site/

チョコレートヒルズの絶景を楽しむ

ボホール島で最もメジャーなスポットが「チョコレートヒルズ」。ここでは1,000を超える数の丘が果てしなく連なる絶景が見られます。
チョコレートヒルズのベストシーズンは乾季後半の4~6月ごろ
チョコレートヒルズという名前は、乾季後半の4~6月ごろになると草木が枯れ、丘がチョコレート色になることに由来します。その他の時期は緑色で、こちらは「抹茶チョコレートヒルズ」や「ミントチョコレートヒルズ」と呼ばれているそう。
見渡す限り丘が続く壮大な景色は、生で見ると圧巻です!
チョコレートヒルズと合わせて行きたい観光スポット
チョコレートヒルズの隣には、テーマパークの「チョコレートヒルズ・アドベンチャーパーク」もあります。
自然の上を駆け下りるジップラインや、ジップラインの上を自転車で走るアトラクションなど、スリル満点のアクティビティを楽しめますよ。

基本情報
- 名称:チョコレートヒルズ(Chocolate Hills)
- 住所:Loay Interior Road, Carmen, Bohol
- 入場料:50ペソ(約106円)
- アクセス:タグビララン港から車で約1時間15分
- 営業時間:終日
- 電話番号:+63 919 680 0492
- 公式サイト:http://www.chocolatehills.net/
ダナオ・アドベンチャーパークで遊ぶ

チョコレートヒルズの西側、近辺、東側(ロボック、カルメン、ダナオ)の三カ所にアドベンチャーパークがあり、ロープで空中を滑空するジップラインや、ロック・クライミングなどにトライできます。
ここは自然が遊び場になった本格的なテーマパークで、さまざまなアクティビティが楽しめます。人気なのはジップライン。
生い茂った森の上を一気に駆け下りるアトラクションですが、スーパーマンポーズのまま挑戦できるものもあるなどバラエティ豊かです。
ほかにも「スカイライド」と呼ばれる小さなゴンドラ式ジップラインや、ロープを使って谷から降りる「スカイラペル」などで遊べます。スリルを味わいたい方にぴったりのテーマパークです。
アドベンチャーパークの選び方
川の上空を渡るジップラインやケーブルカーならロボック、自然の中を歩いたり、空中自転車、綱渡り、空中サーフィンなどの変わり種にトライしたいならカルメン、本格的な冒険派にはダナオがおすすめ。
ダナオのジップラインはフィリピンでも最長かつ最も高いところを行くジップライン。相当怖いと評判です。一生の思い出になる空の冒険を楽しんで!
Danao Adventure Park
- 名称:ダナオ・アドベンチャーパーク(Danao Adventure Park)
- 住所:Buenavista-Carmen-Danao-Jetafe Road, Danao, 6344 Bohol
- アクセス:タグビララン港から車で約2時間
- 営業時間:8~17時
- 電話番号:+63 47 252 9978
- 公式サイト:http://www.eatdanao.com/
Loboc Ecotourism Adventure Park
- 所在地:Loboc, Bohol
- 値段:ジップライン1人400ペソ(約848円)
- ケーブルカー1人250ペソ(約530円)から。
- webサイト:なし。参考はこちら。https://www.trip.com/
Chocolate Hills Adventure Park
- 所在地:Loay Interior Road, Batuan, Bohol
- 入場料:60ペソ(約127円)
- ジップ自転車・ジップサーフ450ペソ(約954円)など
- Webサイト:https://www.chocolatehillsadventurepark.com/
ロボック川クルーズに参加する

人気の高いロボックリバークルーズのプランは、ほとんどのボホール島ツアーに含まれています。周りを森林に囲まれたロボック川を、竹でできた大きな船でゆったり渡るのは非常に開放感があり気持ちいいですよ。
クルーズの最中にはバイキング式のフィリピン料理が提供され、ビールなどのお酒を飲むこともできます。大自然の中で味わうことで、さらにおいしく感じられそうですね!
船内ではギターなどの生演奏を聴いたり、途中の村に立ち寄って地元の子どもたちが民族衣装で踊る姿を観たりと、フィリピンらしいイベントも盛りだくさんです。
ロボック川 Loboc Riverwatch Floating Restaurant
よく知られているのはタグビララン市内から約1時間のロボック川クルーズ。ゆったりとした流れを小1時間、生演奏、民族ダンスショーを楽しみながらの船上ブッフェは、年代を問わず人気。
ランチ、ディナー、ホタル見物クルーズ(下記「ホタルツリー・ツアー」の項参照)があります。
- 所在地:Poblacion Sawang, Loboc, Bohol
- コンセプト:ピースフルなクルーズ
- 見どころ:バンブーダンス・ショー
- 所有時間:約1時間
- 値段:ひとり550ペソ(約1,166円)、11歳以下:250ペソ(約530円)、3歳以下:無料
- 営業時間:8am〜9pm
- webサイト:https://lobocriverwatch.com
ロアイ川 Rio Verde Floating Resto
もうひとつのまだ余り知られていない穴場が、ロアイ川(タグビラランから約45分)のランチクルーズ。
こちらも1時間ほどの生演奏付きブッフェランチですが、ロボック川よりも木々が密集しているため、未開の地へゆく「ジャングル・クルーズ」の雰囲気です。
しかもロアイ川付近に暮らす少数民族である「アティ族」の模擬集落に15分ほど舟が着きます。アティ族の人々と写真を一緒に撮ったら、20ペソ(約42円)ほどチップをあげるといいでしょう。
- 所在地:Poblacion Ubos, Loay, Bohol
- コンセプト:ジャングル・クルーズ
- 見どころ:アティ族の村
- 値段:ひとり650ペソか750ペソ(約1,378円、1,590円)を選べます。
- 所有時間:約1時間
- 営業時間:8am〜2pm(ランチクルーズ) ※ホタルツアーもあります。下記「ホタルツリー・ツアー」の項参照。
- webサイト:なし
アロナビーチで遊ぶ

ボホール島のすぐ南西にあるパングラオ島は、ボホール島と道路で結ばれている小さな島。このパングラオ島にある「アロナビーチ」の美しさは、セブのビーチの中でもトップクラスといわれています。
長い海岸にはエメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜が広がり、マリンスポーツなども楽しめます。砂浜にはビーチソファが並んでいるので、寝転がってまったりするのもおすすめ。
アロナビーチ(Alona Beach)
- 名称:アロナビーチ(Alona Beach)
- 住所:Alona Beach, Bohol
- アクセス:タグビララン港から車で約30分
- 営業時間:終日
- 電話番号:なし
- 参考サイト:https://www.alonabeachguide.com/
ボホール・ビーチクラブ

異国のリゾート感あふれるパングラオ島のアロナ・ビーチにはたくさんのダイブショップやホテルがあり、ダイビング、シュノーケリング、バナナボート、パラセーリング、ドルフィンウォッチングなどさまざまなアクティビティに対応してくれます。どれかに初挑戦してみるチャンス!
一日中くつろぎたい方には、ボホール・ビーチクラブのデイ・パス(日帰りで施設を利用できるサービス)もおすすめ。食事込み一人600ペソ(約1,272円)でリゾート気分を満喫できます。予約不要、直接フロントで申し込みできます。
ボホール・ビーチクラブ
- 所在地:Bo. Bolod, Panglao, Bohol
- webサイト:https://www.boholbeachclub.com.ph/

ホワイトビーチを満喫

とりわけ、本島から橋を渡っていくパングラオ島は白浜のビーチで囲まれ、マリンスポーツも充実しています。
ダイビングはもちろんのこと、ただ泳ぐだけでもたくさんの魚やヒトデやサンゴに出会えるボホール島の海は、まるで宝石のよう。うっとりするほどきれいです。
水は暖かく、年間を通しておだやかで波がないので、子供たちも思う存分遊べて大喜び。夜の海に浮かんで星を見ることだってできるのです!
おすすめの過ごし方
早朝にイルカウォッチングに行き、そのままダイビングスポットのバリカサグ島やバージン島で、シュノーケリングやダイビングをするのもおすすめ。ウミガメや神秘的な海の生き物たちとも遭遇できます。
ちょっと離れたオスロブまでボートで45分ほど行けば、ジンベイザメと泳ぐことも可能。この機会にぜひトライしてみたいですね。
ヒナグダナン洞窟の探索

ヒナグダナン洞窟は、ボホール島南西部のパングラオ島にある鍾乳洞です。
暗い洞窟の中には池があり、泳ぐことも可能。微かな光に浮かび上がる鍾乳洞が美しく、自然の神秘さを感じられるスポットです。
フィリピン最古のバクラヨン教会で記念撮影

ボホールにはスペイン領だった頃の石造りの聖堂がたくさん残っています。そのなかで最も古いバクライヨン教会は1717年に着工、1727年に完成したフィリピン最古級の聖堂です。
スペイン植民地時代の様式がよく保存されている遺跡ながら、未だに現役の聖堂として使われています。中に入っての見学や撮影もOKですが、ミサなどの時は撮影は遠慮しましょう。
タグビララン市内から15分ほど、血盟記念碑を少し過ぎた国道沿いにあります。
神聖な場所なので、バクラヨン教会に行くときは肌の露出を控えた服装にしましょう。
バクラヨン教会
- 所在地:JWF6+4X Baclayon, Bohol
- 開場時間:8am〜5pm(昼休み正午〜1:30pm)
- 入場無料
フィリピンの歴史に残る血盟記念碑(Blood compact site)

1565年にスペインとフィリピン両国の代表が血の杯を交わし友好関係協約を結んだという歴史的な場所がボホールにあります。これはヨーロッパとアジアの間で交わされた世界初の友好協約にあたるのだそう!
タグビララン郊外の国道沿い(道ばたといった方が正しいような場所)に建っているので、気軽に寄っていきましょう。
血盟記念碑
- 所在地:V.P Inting Ave, Dakabayan sa Tagbilaran, Bohol
ドルフィン・ウォッチング

早朝、ボホール島のまわりにはなんとイルカの群れが現れます。まわりといってもボートで15〜20分ほどの小さな島、バリカサグ島やパミラカン島付近がスポット。
アロナビーチからのツアーに参加するとひとり2,000ペソ(約4,240円)(食事やシュノーケル込み)から。
人数が増えるほどひとり当たりの値段は安くなります。自力で行くならパングラオ島の桟橋へ行き1,500ペソ(約3,180円)ほどでボートをチャーター。
イルカは陽が昇ると水中深く潜ってしまうため、日の出前後の数十分が狙い目。遅れなければ、高い確率でイルカを見ることができます。誰もが一度はあこがれるドルフィン・ウォッチングが、まさに「朝飯前」の気軽さで可能です!
ジンベイザメと泳ぐ

ボホール島でもジンベイザメと泳ぐことができます。セブ島のオスロブに比べ、待ち時間が比較的少ないのが特徴です。
ボホール島観光をしながら、ジンベイザメと泳ぐツアーが人気です。
タグ・ホエールシャークウォッチング
- 所在地:Barangay Hall, Lila, Bohol
アイランド・ホッピング

ボホール島の周りには75もの小さな島々があり、ウミガメやジンベイザメにも会えるシュノーケリング・ダイビングスポットとして知られています。ボートでそのいくつかの島に上陸し、泳いだり食事をしたりするのがアイランド・ホッピング。
上記のドルフィン・ウォッチングと組み合わせて行くことが多いので、お値段は上記のドルフィン・ウォッチングに含まれています。
バリカサグ島でシュノーケリングとランチをして、真っ白な砂州の島バージン・アイランドで美しい景色を堪能するのが定番。
他にもパミラカン島やカビラオ島などには独特のエキゾチックな雰囲気があり、まるで別世界に紛れ込んだよう。宿泊もできるので、ぜひゆっくり訪れてみたいですね。
https://magazine.cebutour.co/bohol_remote_island/
ボホール島のマングローブの森に漕ぎ入ろう

タグビララン市内から15分程のアバタン川には、マングローブの間をカヤックや小舟でゆくツアーがあります。マングローブの森に分け入り、鏡のような水面をすべっていくと、森の中なのに下は深い水という不思議な世界に溶け込んでしまいます。
何百種類もの魚をはじめ、たくさんの生き物のゆりかごであるマングローブの森。鳥の声と静謐な空間にいやされます。カゴ作りや食事も含めて1時間から5時間のツアーをお好みでアレンジできます。
アバタン・リバー ビジターセンター
- 所在地:Salvador, Cortes, Bohol
- 料金:シングルカヤック 800ペソ(約1,696円)、ダブルカヤック 1,100ペソ(約2,332円)、貸切舟 ふたりで1,000ペソ(約2,120円)から(人数が多いほどひとり当たりの値段は下がります)
- 営業時間:6am〜12am
- webサイト:http://riverlife.ph/
ボホール島のホタルツリー・ツアー

ボホール島に宿泊するならぜひ! 上記のマングローブの森、アバタン川や、ロアイ川、ロボック川で、ホタルを見るクルーズができます。
しかもここのホタルはただ飛んでいるだけではなく特定の木にたくさん群がるので、まるでクリスマスのイルミネーションのよう! ホタルツリーと呼ばれています。
ロボックにはボードの上に立ってオールで漕いでゆくSUP(スタンディングアップ・パドル)という変わり種アクティビティもあります。
マングローブの森とホタルツリーを見るツアー(食事や送迎込みで2,450ペソ程度)に参加するのも手。季節は問いませんが、満月や風の強い日はホタルが少ないそう。ホタルを見るならこの三カ所!
場所 | 値段 | スケジュール |
アバタン リバー・ビジターセンター | 乗り合い舟 ひとり450ペソ(約954円)(7:30pm発のみ)、ほかは上記のマングローブの森のカヤック等と同じ | 6:30pm、 7:30pm、 8:30pm出発 |
ロアイ川 Loay Enchanting firefly | 350ペソ(食事なし)(約742円) | 7pm出発の1ツアーのみ |
ロボック川 firefly boat tour | ロボック川ディナークルーズと同じ | 6:30pm出発と、8pm出発の2ツアーあり |
ロボック川 ホタル観賞SUP Roboc River Resort | 950ペソ | 随時(1時間程度) |
ボホール島観光モデルコース

ボホール島へのツアーにはさまざまなプランがあります。ここでは一例として、ボホール島で欠かせない観光スポット&アクティビティを3つ体験するプランを紹介します。
AM5時30分ごろ:セブ市内を出発
ボホール島ツアーは朝5-6時ごろからホテルを出発します。ボホール島にはたくさんの見どころがあるので、1日中満喫するために頑張って早起きしましょう!
宿泊先のホテルまでバスが迎えに来るので、まずはそれに乗ってセブ島の港に向かいます。
AM7時ごろ:ボホール島行きの船に乗る
セブ島の港に着いたら、ボホール島行きの船に乗ります。所要時間は約2時間。酔いやすい方は、このタイミングで酔い止めの薬を飲んでおくといいですよ。
AM9時ごろ:ボホール島に到着!
ボホール島のタグビララン港に着くのは9時ごろ。いよいよボホール島での観光が始まります! タグビララン港からバスに乗り込み、まずは世界最小のメガネザル「ターシャ」を見に行きましょう。
観光&アクティビティ:「ターシャ保護センター」でターシャに会おう
港からバスに乗ること約1時間。ターシャが生息する「ターシャ保護センター」に到着です。木々の間に敷かれた高低差のある歩道を歩くと、木の上にいるターシャの姿を見られます。ターシャが見つけにくい場合は、近くにいるスタッフが居場所を教えてくれるでしょう。
観光&アクティビティ:ロボック川でクルーズ&ランチを楽しんで

「ターシャ保護センター」を出たら、バスで20分ほどの場所にあるロボック川に移動します。
このころにはお昼近くなっているので、お腹もすいているはず。竹の船に乗って自然を眺めながら、伝統的なフィリピン料理を楽しみましょう。
観光&アクティビティ:チョコレートヒルズで絶景を堪能!

クルーズ後は、バスで1時間ほどかけてチョコレートヒルズに向かいます。
ツアーによっては、チョコレートヒルズの絶景を楽しんだ後、「チョコレートヒルズ・アドベンチャーパーク」でアクティビティを満喫できるプランも。
PM17時ごろ:ボホール島を出発、セブ市内のホテルへ
17時ごろにはボホール島のタグビララン港を出て、セブ島へと帰ります。セブ島へ着くのは19時ごろ。帰りもツアーのバスがホテルまで送ってくれるので安心ですね。
ボホール島観光の料金

ツアーの参加料金
ボホール島ツアーの料金は、どの観光スポットに寄るかなどの内容によって変わってきます。
最も人気なのは、ターシャ見学とロボック川クルーズ、チョコレートヒルズがセットになったツアー。この内容であれば10,000~17,000円程度が目安です。
- ボホール島現地発オプショナルツアー:8,360円〜
- セブ島発オプショナルツアー:14,600円〜
ツアーによっては、「チョコレートヒルズ・アドベンチャーパーク」でのジップラインの料金が含まれているプランもあります。
自分が行きたいスポット、やりたいアクティビティに応じて選んでみてくださいね。
全て自力で予約する場合
ボホール島のアクティビティは、ほぼすべて予約なしで直接その場に行けばよい気軽さ、どの見どころもあまり遠くないアクセスのよさ、そして期待を裏切らない満足度の高さが魅力。
運転手付きの車や貸し切りバンを3,500ペソ〜/1日(約8,750円)程度でレンタルすれば、スムーズに中2日で上記のスポットをほぼ網羅することもできます。
自力で観光と海を2日で満喫するモデルプラン
- 1日目:到着。昼から貸し切りバンでツアー(歴史的スポット、川下りランチ、チョコレートヒルズ、ジップライン、ターシャ、夕方からマングローブの森でカヤック&ホタルツリー見物)。パングラオ島泊
- 2日目:早朝からドルフィンウォッチングとアイランド・ホッピングをしながらシュノーケリング。午後はビーチでのんびり。
長いお休みがなくても大丈夫!気楽に行けるボホール島で、心ゆくまで休暇を堪能してみませんか?自然の中で心の底からリフレッシュできる旅になることでしょう。
※注意:各施設は定休日こそないものの、国民の休日にはボートなどがお休みになる可能性があります。また値段は予告なく変更する可能性があります。事前の確認が必要です。
ボホール島観光の持ち物

羽織りものは必須!
ボホール島に行くときに持って行きたいのは、パーカーやカーディガンなどの羽織りものです。ボホール島行きのフェリーはエアコンがかなり効いているので、2時間も乗っていると非常に寒い思いをすることも。
また、バクラヨン教会では露出の多い服装はNGです。ショートパンツやミニスカートの場合は、腰に巻けるストールなどがあると安心でしょう。
ティッシュやトイレットペーパー
意外と欠かせないのが、ティッシュやトイレットペーパー。実は、ボホール島の観光スポットやフェリーのトイレにはトイレットペーパーがありません。水に流せるティッシュを持って行くか、トイレットペーパーを数枚ポーチなどに入れておくのがおすすめ。
海に入る場合は水着・サンダル・タオルも
もしアロナビーチなどの海を訪れる場合は、水着やサンダル、タオルなども忘れずに。シュノーケルや水中カメラなどがあるとより楽しめるでしょう!
パスポートのコピーも忘れずに!
セブでは飛行機に乗るとき以外にもパスポートの提示を求められることがあるため、パスポートは常に携帯しておくのが望ましいです。ただしパスポートが盗まれることも考えられるので、できればコピーを持ち歩くほうがいいでしょう。
ボホール島は快適に滞在できる

快適な滞在
ボホール島には、ショッピングモールや、銀行やコンビニなども数多くあり、必要なものはほぼ何でも手軽に手に入ります。
不便な場所に泊まる場合は車やバイクのレンタルをすると便利ですが、それがなくても、街なかにはトライシクルというバイクのタクシーや、マルチキャブという公共の乗り物が走っているので、どこへ行くにもさっとつかまえられて問題なし。
空港や遠くへの移動にはバスや乗合バンが利用できます。
豊富な宿
また宿は、バックパッカーズや民泊から高級リゾートホテルまでよりどりみどり。大抵WIFIやエアコンがあります。素敵なカフェやおいしいお店も充実し、快適なステイが手頃なお値段で満喫できます。
フィリピンはアジアの中でも最も英語が通じる国で、看板なども英語です。フィリピン英語はわかりやすいので、勉強中の方にも最適。簡単な英単語を並べればすぐに通じ合えるので楽しいです。

まとめ
あまり治安がいいとはいえないセブ島ですが、ボホール島はあまり開発されていない地域のため、田舎らしい穏やかな雰囲気が漂っています。セブ島よりも治安がよく、見どころもたくさんあるので、ボホール島は観光にぴったりの場所といえるでしょう!
いろいろな楽しみ方があるボホール島では、1日中遊んでも飽きません。「行きたいところがありすぎて1日では収まらない!」という方は、ボホール島のホテルに宿泊するのもアリかもしれませんね。
