セブといえば、フィリピン最大のリゾート地。美しい海や砂浜でのんびりリラックスというイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、セブの魅力はそれだけではありません。本島の南西部にあるカワサン滝は、セブ最大の滝として有名なだけでなく、その幻想的な美しさで訪れる人々を魅了しています。
セブシティやマクタン島から行ける気軽さもあり、多くの人が楽しんでいるショートトリップを詳しく解説します。
※1フィリピン・ペソ=約2.2円
カワサン滝の魅力とは

カワサン滝ってどんな滝?
カワサン滝はセブ本島の南西部に位置する段瀑(複数の階層からなる滝)で、セブでは最大の滝です。
落差は最も大きいところで40メートル以上!滝周辺は緑あふれるトレッキングコースとなっており、マイナスイオンいっぱいの中で散策を楽しめます。
セブの中心地となるセブシティからは、車で3時間ほどの距離。セブ滞在中に日帰りで往復できるとあって、リピーターの旅行客や在住者から人気の目的地となっています。
美しい水とアクティビティが魅力
迫力ある滝が世界中に存在するにもかかわらず、カワサン滝が多くの人を魅了する理由は、水の色です。
滝つぼに落ちた水は美しいターコイズブルーに輝き、天然のプールとして泳ぐことも可能。
観光客はもちろん、週末にはローカルも友だち同士や家族で遊びに来る人気スポットなんです。
カワサン滝では多種多様なアクティビティも用意され、興味に応じて1日たっぷり遊べますよ。アクティビティの詳細については、次の項目で解説します。
カワサン滝での遊び方

カワサン滝でのアクティビティ
ここでは、カワサン滝で体験できるアクティビティをご紹介します。いずれも水着必須ですので、忘れずに持参してくださいね。
入口からメインの滝があるところまでは歩きづらい箇所もあります。ビーチサンダル持参のうえ、歩きやすい靴で向かうのがおすすめです。
キャニオニング
カワサン滝のだいご味は、なんといってもキャニオニング。これは、山岳トレッキングを総称したスポーツのことです。
川の上流までの山歩き、そこからカワサン滝まで泳いでの渓流下り、そして滝つぼへの飛び込みまでを一挙に体験します。
自然と一体となる爽快感を味わえますよ。
クライマックスは高さ14メートルからの飛び込み!高所が苦手な方はじっくり検討してから参加してくださいね。
通常のキャニオニングは4時間の行程ですが、2時間ほどにエッセンスを凝縮したハーフキャニオニングも人気です。
天然のプールで泳ぐ
ターコイズブルーに染まる天然のプールで思いっきり泳ぎましょう。
常夏のセブで入る冷たい水は最高に気持ちいいですよ。浅瀬では小さな子も遊べるので、ファミリーで来ても楽しめます。
滝の下まで泳いでいけば、滝行体験も可能に。
ただし滝の周辺は水深が深いため、ライフジャケットの着用が義務付けられています。現地で50フィリピン・ペソ(約100円)からレンタルできます。
キャニオニングに参加せず、飛び込みだけ体験することも可能です。この場合も、必ずライフジャケットやヘルメットを借りて着用しましょう。
基本情報
- 名称:Kawasan Falls
- 住所:Bayan ng Badian, 6031 Lalawigan ng Cebu, Philippines
- 入場時間:毎日9:00〜18:00
- 公式サイト:https://www.kawasanfalls.net/
カワサン滝への行き方1. ツアーを利用する

ツアーに参加
気になるカワサン滝へのアクセスですが、セブシティから出発するツアーに参加するのが最も簡単な方法です。
ツアー内容も多種多様。
半日かけてキャニオニングをコンプリートするプラン、ハーフキャニオニングとBBQランチがセットになったプランなど、興味や体力に応じて選べます。
近隣のオスロブとセットになったツアーも人気。ジンベエザメと一緒に泳げるダイビングとカワサン滝が同時に楽しめる、大満足なプランです。
ツアーはどこで予約できる?
カワサン滝への日帰りツアーは旅行客に人気のため、セブのたいていの旅行代理店で取り扱いがあります。
日本で予約するよりも費用がおさえられる点がメリットです。ホテルのフロントやゲストハウスのオーナーに尋ねても情報をくれますので、気軽に相談してみてください。
現地で貴重な時間を使いたくない人や、英語でツアーの予約をするのが不安な人も安心してください。
日本にもカワサン滝へのオプショナルツアーを催行する旅行代理店が多数あります。
細かな条件までしっかり確認できる点や、他のツアー参加者も日本人である点で安心です。
カワサン滝への行き方2. 個人で行く

公共バスでのアクセス
カワサン滝は個人でも行きやすい場所にあります。レンタカーはもちろん、セブシティから毎日運行している公共バスでも簡単にアクセスできますよ。
バスが出発するのは、長距離路線バスが集まるサウス・バスターミナル。「BATO via BARILI」と書かれたバスに乗ります。
「BATO via OSLOB」と書かれたバスはカワサン滝を通らないので、間違えないようにご注意を。
下車するバス停は「Matutinao」です。所要時間はおよそ3時間で、運賃は160フィリピン・ペソ(約350円)。
係員が運賃の回収に来たら支払いましょう。バス停からカワサン滝までは、15~20分ほどの距離を歩いて移動します。
個人で訪れるなら時間に余裕をもって
カワサン滝を満喫するためには、なるべく朝のうちに到着するのがおすすめ。バスの始発は午前4時です。
また、週末や祝日はローカルも多く訪れます。帰りのバスが満員でなかなか乗れないこともあるので、時間に余裕をもって行動したいですね。
カワサン滝での注意

予想外の出費に注意(個人の場合)
カワサン滝に入るには40フィピリン・ペソ(約90円)の入場料が必要です。
また、現地でガイドを200フィピリン・ペソ(約500円)でつける必要もあります。
現地には食事を買える屋台がありますが、セブの平均的な屋台より値段が高いです。
さらに、食事をするためのテーブルも300~500フィリピン・ペソ(約660~1,100円)で借りる必要があります。
テーブルを借りると更衣室・シャワールームも使用できます。借りていない場合も、20フィリピン・ペソ(約50円)で利用可能です。
思わぬところでお金が必要になるケースがあるため、余裕をもって現金を持参しましょう。
ツアーで訪れた場合は諸経費が料金に含まれていることが多く、この限りではありません。
貴重品に注意
荷物を預けるコインロッカーなどはありませんが、借りたテーブルを荷物置きとしても利用でき、スタッフが管理してくれます。
とはいえ、盗難を避けるために鍵やワイヤーを準備しておくと安心。また、貴重品はなるべく身につけて歩くようにしましょう。
ぼったくりに注意
テーブルなどのレンタルグッズは、看板に料金が書かれているにもかかわらず価格を上乗せされることがあります。
おかしいと思ったことはしっかり主張してください。
またカワサン滝の入り口で待機するガイドに案内を依頼した場合、ガイド料とは別に経費を請求される事案が発生しています。
料金は事前にしっかり確認し、後から請求されたものについては払えないと意思表示することも必要です。
安全に注意
当たり前のことですが、自分の身は自分で守りましょう。
泳ぎに自信のない人は必ずライフジャケットをレンタルしてから遊んでくださいね。特に、飛び込みをする際は周囲に最大限の注意を払う必要があります。
万が一に備え、旅行保険に入っておくのがおすすめです。
クレジットカードに旅行保険が付帯されていることもありますので、お持ちの場合は保険の適用条件を確認しておきましょう。
まとめ~カワサン滝でアクティブな日帰りトリップ

セブシティから日帰りで行けて、日本では味わえないスケールのアクティビティを楽しめるカワサン滝。
渓流下りや飛び込みなど、スリル満点の体験が気軽にできるなんてうれしいですよね。
大自然と一体となって遊べるスポットは、セブをめいっぱい満喫したい人にぴったりの場所です。
ビーチだけではないセブの魅力を余すところなく堪能してくださいね。
