【セブ島カワサン滝とは?】キャニオニング&ツアー、行き方や楽しみ方!14mの高さから飛び込みも解説

カワサンの滝

セブといえば、フィリピン最大のリゾート地。美しい海や砂浜でのんびりリラックスというイメージが強いのではないでしょうか。

しかし、セブの魅力はそれだけではありません。本島の南西部にあるカワサン滝は、セブ最大の滝として有名なだけでなく、その幻想的な美しさで訪れる人々を魅了しています。

セブシティやマクタン島から行ける気軽さもあり、多くの人が楽しんでいるカワサン滝の行き方や楽しみ方、キャニオニングについて詳しく解説します。

※1フィリピン・ペソ=約2.62円

監修者
小島友香:総合旅行業務取扱管理者・国内旅行業務取扱管理者・夜景鑑賞士2級

セブ島の南西部にあるカワサン滝は、最も大きいところで落差が40メートル以上もあるセブ島最大の滝です!滝つぼに落ちた水は美しいターコイズブルーに輝き、天然のプールとして泳ぐこともできる素敵なスポットなんです♪

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キャニオニングツアーでは滝つぼへダイブしたり、ターザンロープを使って遊ぶことも!天然のウォータースライダーもあるので、滑らかな岩の表面を滑り降りて大自然を感じることができますよ!キャニオニングが終わったあとはランチが用意されているのも嬉しいポイントです!

自己紹介:学生時代には新幹線や観光列車の車内販売業務に従事。移動距離は地球2周半超え。新卒で旅行会社に入社し国内、海外の添乗を経験。旅行メディアで営業サポートをしつつトラベルライターも。趣味は乗り物全般で特に船が好き。クロアチアのドブロブニクでカヌー体験やニュージーランドでタイタイックと同じ年に造られた蒸気船に乗船。他にも寝台列車が好きでシベリア鉄道を走破したことも。

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目次

カワサン滝とは

セブ島観光スポットの中でもぜひ足を運んでみたいのが、このカワサン滝です。

カワサンの滝ってどんな滝?

カワサン滝はセブ本島の南西部に位置する段瀑(複数の階層からなる滝)の美しい自然の滝で、セブでは最大級の滝です。

落差は最も大きいところで40メートル以上!滝周辺は緑あふれるトレッキングコースとなっており、マイナスイオンいっぱいの中で散策を楽しめます。

また、滝は3段階に分かれて、最初の滝は最も大きく、観光客にとって最も人気のある場所です。ここには大きな自然プールがあり、その鮮やかなエメラルドグリーン色の水は冷涼感があります。

2つ目と3つ目の滝は少し離れた場所にあり、それぞれ異なるエリアに位置しています。それぞれの滝にも自然プールがあり、より静かな環境を楽しむことができます。この2つの滝へはキャニオニングでしか行くことができません。

セブシティからの距離

セブの中心地となるセブシティからカワサン滝までは、車で3時間ほどの距離。セブ滞在中に日帰りで往復できるとあって、リピーターの旅行客や在住者から人気の目的地となっています。

美しい水とアクティビティが魅力

迫力ある滝が世界中に存在するにもかかわらず、カワサン滝が多くの人を魅了する理由は、水の色です。

滝つぼに落ちた水は美しいターコイズブルーに輝き、天然のプールとして泳ぐことも可能

観光客はもちろん、週末にはローカルも友だち同士や家族で遊びに来る人気スポットなんです。

カワサン滝では多種多様なアクティビティも用意され、興味に応じて1日たっぷり遊べますよ。アクティビティの詳細については、次の項目で解説します。

カワサン滝のベストシーズンやタイミング

ベストシーズンの結論

晴れた日にのんびりとカワサン滝で遊びたいのであれば、ベストシーズンとして乾季がおすすめです。

逆に、自然を満喫したい場合は雨季(特に6月初旬や12月)を選んでも良いでしょう。ただし、安全には十分注意しましょう。

乾季(1月から5月)

フィリピンの乾季は、晴天が多く雨が少ないため、カワサン滝でのアクティビティに最適な時期です。

特に2月から4月は気温も高くなるため、水遊びにピッタリです。ただし、この時期は観光シーズンでもあるため、混雑が予想されます。

雨季(6月から12月)

雨季には滝がより豊かになり、緑も鮮やかになります。

しかし、降雨による道路の悪化やカワサン滝の施設の閉鎖、またスリップや増水による安全上の問題も考えられます。特に台風シーズン(7月から10月)は避けた方が良いかもしれません。

カワサン滝での遊び方

カワサン滝でのアクティビティ

ここでは、カワサン滝で体験できるアクティビティをご紹介します。いずれも水着必須ですので、忘れずに持参してくださいね。

入口からメインの滝があるところまでは歩きづらい箇所もあります。ビーチサンダル持参のうえ、歩きやすい靴で向かうのがおすすめです。

キャニオニング

カワサン滝の醍醐味は、なんといってもキャニオニング。これは、山岳トレッキングを総称したスポーツのことです。

川の上流までの山歩き、そこからカワサン滝まで泳いでの渓流下り、そして滝つぼへの飛び込みまでを一挙に体験します。

自然と一体となる爽快感を味わえますよ。

クライマックスは高さ14メートルからの飛び込み!高所が苦手な方はじっくり検討してから参加してくださいね。

通常のキャニオニングは4時間の行程ですが、2時間ほどにエッセンスを凝縮したハーフキャニオニングも人気です。

天然のプールで泳ぐ

カワサン滝のターコイズブルーに染まる天然のプールで思いっきり泳ぎましょう。

常夏のセブで入る冷たい水は最高に気持ちいいですよ。浅瀬では小さな子も遊べるので、ファミリーで来ても楽しめます。

滝の下まで泳いでいけば、滝行体験も可能に。

ただし滝の周辺は水深が深いため、ライフジャケットの着用が義務付けられています。現地で50フィリピン・ペソ(約100円)からレンタルできます。

キャニオニングに参加せず、飛び込みだけ体験することも可能です。この場合も、必ずライフジャケットやヘルメットを借りて着用しましょう。

トレッキング

カワサン滝への道のりでは軽いトレッキングが楽しめます。所要時間は15分〜20分程度。

主に川沿いを歩き、途中では小滝も見ることができます。大自然の中を冒険気分でトレッキングをしましょう。

基本情報

  • 名称:Kawasan Falls
  • 住所:Bayan ng Badian, 6031 Lalawigan ng Cebu, Philippines
  • 入場時間:毎日9:00〜18:00
  • 公式サイト:https://www.kawasanfalls.net/

カワサン滝のキャニオニング

カワサン滝のキャニオニングは、ハイキング、クライミング、ジャンプ、スライダー、スイミングを組み合わせた人気のアウトドアアクティビティです。

以下でその概要と楽しみ方、注意点をご紹介します。

キャニオニングの概要

カワサン滝でのキャニオニングは、上流から始まり、参加者は川や滝、美しい天然プールを通って下流へと進んでいきます。

キャニオニングでは、崖からのジャンプ、天然のウォータースライドでの滑り降り、透明な水での泳ぎを体験できます。

キャニオニングの楽しみ方

カワサン滝での天然のアクティビティは事故や怪我をすることもあるので、専門のインストラクターの指示に従って楽しむことが何より大切です。

  • ヘルメット
  • ライフジャッケット
  • 滑りにくいスポーツサンダル

を装備してキャニオニングを楽しみましょう。

ターザンロープで遊ぶ

カワサン滝キャニオニングの途中ではターザンロープを使って遊ぶこともできます。ターザンロープは高い位置からぶら下がるため、落下するスリルが味わえます。

天然のウォータースライダー

カワサン滝キャニオニングには天然のウォータースライダーも!滝の滑らかな岩の表面を滑り降りることができます。

川へのダイブを楽しむ

キャニオニングの醍醐味は川への飛び込みです!大小さまざまな高さからの飛び込みは爽快そのもの。

もちろん無理に飛び込む必要はありません。ちゃんと迂回路もあります。無理をしない範囲で楽しんでみてください。

カワサン滝への行き方1. ツアーを利用する

ツアーに参加

気になるカワサン滝へのアクセスですが、セブシティから出発するツアーに参加するのが最も簡単な方法です。ツアー内容も多種多様。

半日かけてキャニオニングをコンプリートするプラン、ハーフキャニオニングとBBQランチがセットになったプランなど、興味や体力に応じて選べます。

近隣のオスロブ(ジンベイザメ鑑賞)とセットになったツアーも人気。ジンベエザメと一緒に泳げるダイビングとカワサン滝が同時に楽しめる、大満足なプランです。

主なオプショナルツアー

  • カワサンの滝キャニオニング
  • ジンベイザメシュノーケリング/カワサン滝キャニオニング
  • ジンベイザメシュノーケリング/スミロン島/カワサン滝キャニオニング
  • モアルボアル/カワサン滝キャニオニング

ツアーはどこで予約できる?

カワサン滝への日帰りツアーは旅行客に人気のため、セブのたいていの旅行代理店で取り扱いがあります。

日本で予約するよりも費用がおさえられる点がメリットです。ホテルのフロントやゲストハウスのオーナーに尋ねても情報をくれますので、気軽に相談してみてください。

現地で貴重な時間を使いたくない人や、英語でツアーの予約をするのが不安な人も安心してください。日本にもカワサン滝へのオプショナルツアーを催行する旅行代理店が多数あります。

細かな条件までしっかり確認できる点や、他のツアー参加者も日本人である点で安心です。

カワサン滝への行き方2. 個人で行く

バス

公共バスでのアクセス

カワサン滝は個人でも行きやすい場所にあります。レンタカーはもちろん、セブシティから毎日運行している公共バスでも簡単にアクセスできますよ。

バスが出発するのは、長距離路線バスが集まるサウス・バスターミナル。「BATO via BARILI」と書かれたバスに乗ります。

「BATO via OSLOB」と書かれたバスはカワサン滝を通らないので、間違えないようにご注意を。

下車するバス停は「Matutinao」です。所要時間はおよそ3時間で、運賃は160フィリピン・ペソ(約350円)

係員が運賃の回収に来たら支払いましょう。バス停からカワサン滝までは、15~20分ほどの距離を歩いて移動します。

  • バス乗り場:サウス・バスターミナル
  • 乗るバス:BATO via BARILI
  • 下車:Matutinao
  • 料金:約160ペソ
  • 所要時間:約3時間

個人で訪れるなら時間に余裕をもって

カワサン滝を満喫するためには、なるべく朝のうちに到着するのがおすすめ。バスの始発は午前4時です。

また、週末や祝日はローカルも多く訪れます。帰りのバスが満員でなかなか乗れないこともあるので、時間に余裕をもって行動したいですね。

カワサン滝での注意

バッグ

予想外の出費に注意(個人の場合)

カワサン滝に入るには40フィピリン・ペソ(約90円)の入場料が必要です。また、現地でガイドを200フィピリン・ペソ(約500円)でつける必要もあります。

現地には食事を買える屋台がありますが、セブの平均的な屋台より値段が高いです。

さらに、食事をするためのテーブルも300~500フィリピン・ペソ(約660~1,100円)で借りる必要があります。

テーブルを借りると更衣室・シャワールームも使用できます。借りていない場合も、20フィリピン・ペソ(約50円)で利用可能です。

思わぬところでお金が必要になるケースがあるため、余裕をもって現金を持参しましょう。

ツアーで訪れた場合は諸経費が料金に含まれていることが多く、この限りではありません。

個人で行く場合にかかるお金まとめ

  • 入場料:40ペソ
  • 現地ガイド:200ペソ
  • テーブルチャージ;400ペソ
  • シャワー:20ペソ

 

貴重品に注意

カワサン滝には荷物を預けるコインロッカーなどはありませんが、借りたテーブルを荷物置きとしても利用でき、スタッフが管理してくれます。

とはいえ、盗難を避けるために鍵やワイヤーを準備しておくと安心。また、貴重品はなるべく身につけて歩くようにしましょう。

ぼったくりに注意

テーブルなどのレンタルグッズは、看板に料金が書かれているにもかかわらず価格を上乗せされることがあります。

おかしいと思ったことはしっかり主張してください。

またカワサン滝の入り口で待機するガイドに案内を依頼した場合、ガイド料とは別に経費を請求される事案が発生しています。

料金は事前にしっかり確認し、後から請求されたものについては払えないと意思表示することも必要です。

安全に注意

当たり前のことですが、自分の身は自分で守りましょう。

泳ぎに自信のない人は必ずライフジャケットをレンタルしてから遊んでくださいね。特に、カワサン滝で飛び込みをする際は周囲に最大限の注意を払う必要があります。

万が一に備え、旅行保険に入っておくのがおすすめです。

クレジットカードに旅行保険が付帯されていることもありますので、お持ちの場合は保険の適用条件を確認しておきましょう。

カワサン滝キャニオニングツアーの大まかな流れ

AM5時00ごろ:セブから出発

ホテル送迎

セブのホテルを出発するのは、朝の5-6時ごろ。

キャニオニングツアーでは宿泊先のホテルまでの送迎が含まれています。セブ市内からカワサン滝までの所要時間は、約3時間くらい。車に揺られているだけでカワサン滝に着くのでとても便利ですね。

AM8時30分ごろ:カワサン滝に到着

カワサン滝のショップに到着です。ここで同意書の記入やライフジャケットやヘルメット、専用の靴へ履き替えてキャニオニングへ行く準備をします。

ネックレスやピアスなどは外してくださいね。

AM9時00分ごろ:バイクでスタート地点へ

キャニオニング

バイクに乗ってキャニオニングのスタート地点へ向かいます。

AM10時ごろ:キャニオニングを楽しむ

キャニオニング

キャニオニングではカワサン滝の源流を降ります。滑りやすいので注意してくださいね。

AM12時30ごろ:高さ14メートルから飛び込む?

ジャンプ

最後の滝の高さは14メートルです。飛び込みは自由なので、もちろん飛び込まなくても大丈夫。

無理をしないで横の道から歩いて降りられます。

カワサン滝への持ち物

カワサン滝へ行く時の持ち物は以下の通りです。

  • 水着
  • タオル
  • 日焼け止め
  • スポーツサンダル(滑りにくいもの)
  • 日焼け止め
  • 細かい現金
  • 防水カメラ
  • 防水バッグ
  • 消毒

転んで擦り傷ができることもあるので消毒などを持ってくと便利です。

カワサン滝周辺のおすすめ観光スポット

モアルボアル

カワサン滝の周辺にはいくつか観光スポットがあります。それがモアルボアルです。

モアルボアルは、フィリピンのセブ島にある人気のシュノーケリング・ダイビングスポットで、その美しい珊瑚礁やたくさんの海の生き物、特にイワシトルネードと呼ばれる大量のイワシが集まる現象で知られています。

また、モアルボアルは近くのペスカドール島というスポットも有名です。ペスカドール島は小さな無人島で、ダイビングやシュノーケリングに理想的な場所です。

ここではカラフルな熱帯魚やウミガメを見ることもできます。

オスロブ(ジンベイザメ)

カワサン滝とあわせて行きたい観光スポットがオスロブでのジンベイザメとのシュノーケリングです。

ジンベイザメは最大で約12メートルに達し、彼らのそばを泳ぐことは圧巻の体験です。オスロブ→カワサン滝が人気のコースになっています。

まとめ~カワサン滝でアクティブな日帰りトリップ

川

セブシティから日帰りで行けて、日本では味わえないスケールのアクティビティを楽しめるカワサン滝。

渓流下りや飛び込みなど、スリル満点のキャニオニング体験が気軽にできるなんてうれしいですよね。

大自然と一体となって遊べるスポットは、セブをめいっぱい満喫したい人にぴったりの場所です。

ビーチだけではないセブの魅力を余すところなく堪能してくださいね。

おすすめセブ島オプショナルツアーランキング

セブ島でアクティビティをしたい!そう思っても、どれを選んだらハズれないのか心配ですよね。今回は、たくさんの方に選ばれているオプショナルツアーを3つに絞ってご紹介します。

ぜひセブ島観光の参考にしてみてくださいね!

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この記事を書いた人

セブ島在住歴5年のディレクターとフィリピン在住歴20年以上のセブ島を知り尽くしたスペシャリストが執筆及び監修をしています。
国家資格である総合旅行業務取扱管理者資格保有者も在籍。
その他、プロダイバー資格、インストラクター資格、救命救急のEFRを保有。セブ島で最高の体験を提供するため、日々コンテンツを研究中。

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