セブ島へ旅行する時、ほぼ全員がマクタン・セブ国際空港を利用します。
- 東南アジアの、しかも島国の空港ってどんなところなんだろう。
- 空港についてからホテルまではどうやって行くのかな。
- 帰りの日は何時間前に空港に着けばいい?
帰りの空港についてから、待ち時間にオススメの過ごし方ある?など、いろいろと疑問が湧きますよね。この記事では、そんな疑問を解決していきます!
マクタン・セブ国際空港とは
マクタン・セブ国際空港(空港コードCEB)はフィリピンのセブ島と橋で繋がったマクタン島にある国際空港です。マクタン島と、セブ島は橋で繋がっているのでセブシティまで車で簡単に移動ができる距離です。
また、マクタン島内のリゾートエリアまでも車で30分程度で着く好立地にあります。
セブ島はフィリピンの中ではメトロマニラにつぐ2番目に大きな都市で、マクタン・セブ国際空港は、セブ島へ来る国内外の多くの観光客の空の窓口の役割を担っています。2018年7月より、マクタン・セブ国際空港はリニューアルし、第2ターミナルが新たにオープンしました。
マクタン・セブ空港のターミナルは2ヶ所
2018年7月1日より、新ターミナル(第2ターミナル)がオープンしました。これまで1つのターミナルだけでしたが、リニューアルに伴い、国内線専用として第1ターミナル、国際線専用として第2ターミナルとして棲み分けされるようになりました。
国内線第1ターミナル(T1)
1990年に建設され、現在は国内線専用のターミナルです。日本からマニラを経由しフィリピンの国内線を乗り継いでセブ島へ来る場合に利用します。空港リニューアルに伴い、第1ターミナルも綺麗になりました。
現在、日本からマニラへは、成田空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港など日本各地から直行便があります。(2024.5時点)現在の飛行機の運行状況から、第1ターミナルを使う可能性は十分にありえます。
国際線第2ターミナル(T2)
2018年7月にオープンしたターミナルで、国際線専用です。日本から直行便で来る場合はこちらのターミナルへ到着します。また韓国や香港などからの乗り継ぎ便の場合もこちらのターミナルへ到着します。
現在、日本からは、フィリピン航空が成田空港から直行便を出しています。LCCではエアアジア、バニラエア、セブパシフィック航空も成田空港から直行便があります。(2024.5時点)
今年の7月にはフィリピン航空が関西国際空港からの運航再開を計画していたりするので、近い将来、日本の色々な空港からセブ島まで直行便が就航すればいいですね。
マクタン・セブ空港とマクタン島とのアクセス
セブ島でビーチリゾートを満喫するためには、マクタン島に行きましょう。リゾートホテルはマクタン島に立ち並んでいて、ビーチリゾート目的の多くの観光客はマクタン島に滞在します。
マクタン・セブ空港はマクタン島内にあり、主要なホテルエリアまでは車で約30分ほどで到着します。ホテルによってはシャトルバスが利用できます。自力でたどり着くためには、白または黄色タクシー、空港専用の定額制送迎車、Grabタクシーなどです。
普通のタクシーや送迎車は直接交渉となるため最低限の英語力が必要です。Grabタクシーは配車アプリで簡単に安全に使えるのでおすすめです。
また、セブイクなどを利用して事前に日本で送迎車を予約するのもおすすめです。送迎サービスは「マクタン・セブ国際空港から送迎サービス!めっちゃ便利な移動手段を解説します」にて紹介しています。
マクタン・セブ空港とセブシティとのアクセス
セブシティはセブ島にあるので、マクタン・セブ空港からは橋を渡る必要があります。時間帯によっては橋が渋滞するので注意が必要ですが、だいたい40分から1時間ほどが目安です。
セブシティまでも白または黄色タクシー、空港専用の定額制送迎車、Grabタクシーなどが使えます。事前予約もkkdayなどのサイト利用でもできます。やはりおすすめはGrabタクシーやセブイクなどでの事前予約での移動です。
ぼったくりなどのトラブルが無く安心して利用できますよ。
マクタン・セブ空港での入国の流れ
フィリピンへの入国方法が2022年12月から変更となり紙ベースから電子化されているので注意が必要です。
これまで入国する際に「フィリピン入国カード(Arrival Card)」と「税関証明書」へ記入し、入国審査のカウンターで提出する必要がありました。
現在では、eTravelという電子システムに移行され、搭乗する前72時間以内の間にネット上で入力することが必須となっています。入力した情報はフィリピン入国の際の入国審査の際にeTravelのQRコードの提示が求められます。
機内で税関申請書を記入
電子システムに移行したことで、現在では税関申請書の記入は不要になりました。2022年12月から始まったeTravel でしたが、2024年2月からは税関申請もオンラインで申請できるようになっています。
さらに2024年5月10日以降は、税関申請のオンラインシステムはeTravelの質問の中に組み込まれる形式となっています。
税関、入国審査
税関や、入国審査の際に、入力したeTravelのQRコードの、提示が求められます。なので、eTravelへ入力が完了した際には、確実にQRコードをダウンロードしておくか、スマホでスクリーンショットを撮っておく必要があります。
またホームページでも入力ができ、QRコードを印刷した紙で提示することでも可能です。
荷物の受け取り
入国審査が終わったら預けた荷物を取りに向かいます。掲示板に乗ってきた便名と、荷物受け取りレーン番号が表示されているので確認しましょう。
荷物受け取りレーンで流れてくる荷物を、ピックアップするときは他の人との荷物の取り間違いに注意です。日本で荷物を預けた時にもらった荷物のシールの控と荷物についているタグシールが一致していることを確認しましょう。
到着口へ移動
荷物の受け取りが完了したらあとは到着ロビーへ出るだけです。到着口では、出迎えの人たちがプラカードを持って到着を待っています。
送迎の予約がない場合は、そのままタクシーなどで目的地へ移動します。なお、到着口についてから、空港内でSIMカードを購入したり、両替をすることができます。
出国手続きの流れと注意点
ここでは帰国時の際のマクタン・セブ空港での出国手続きについて説明していきます。日本へ帰国する際も入国時と同様で、日本へ直行便の国際線に乗る場合は第2ターミナル、マニラ経由など国内線に乗る場合は第1ターミナルになります。
それぞれのターミナルに入る際、入口でパスポートと飛行機のeチケットの提示が求められます。打ち出した紙でもいいですし、スマホのスクリーンショットでも大丈夫です。予め準備しておきましょう。
受付カウンターで出国手続きのチェックイン
空港の掲示板で自分が搭乗する飛行機の受付カウンターを確認し、出国手続きとチェックインを済ませます。お土産をたくさんかって荷物が重くなってしまった場合は注意が必要です。
チケットの種類によって荷物の重さの制限が異なります。特にセブパシフィック航空などLCCを利用する場合は、より注意が必要です。
チェックインの際に超過料金を請求されないためにも、空港には荷物の重さを測る重量計が用意されているので、不安な方は自分でチェックすることができます。
ターミナルフィーの支払い
フィリピンの空港では国内線・国際線ともにターミナルフィーという空港使用料の支払いが必要になります。
これは通常チケット代金に含まれているため、別途支払う必要はありません。ただし他の一部の空港や、チケットを購入した時期によってはチケット代金にターミナルフィーが含まれていない場合があるので、その場合は空港で直接支払う必要があります。
マクタン・セブ空港でのターミナルフィーに関しては、2019年12月8日以前に航空券を購入した場合は、ターミナルフィーを支払う必要があります。これは現金またはクレジットカードでの支払いが必要となるので、該当する場合は注意が必要です。
出国審査
マクタンセブ空港では先に出国審査を行い、その後保安検査での手荷物検査の手順になります。出国審査場の入口で係員にパスポートと搭乗券を提示し、出国審査の列に並びます。
カウンターでパスポートと搭乗券を提示し、出国スタンプを押してもらえば審査は終了です。
手荷物検査
出国審査が終わったら、そのまま直進し手荷物検査をします。パソコンやスマホなどはカバンから取り出しておきましょう。
ライターやペットボトルなどは機内持ち込み不可なので、この時点でもっていると没収されてしまいます。他、機内への持ち込めるものに制限があるので事前に確認するようにしましょう。
マクタン・セブ空港の出国後のラウンジ
マクタン・セブ空港では数種のラウンジが使用できます。
こちらでは、フィリピン航空のビジネスクラス・上級マイレージ会員専用の「マブハイラウンジ」と、もう一つはその他航空会社やプライオリティパス、クレジットカードの上級会員が利用できる「プラザプレミアムラウンジ」を紹介します。
プラザプレミアムラウンジ(PLAZA PREMIUM LOUNGE)
プラザプレミアムラウンジは第1ターミナル、第2ターミナルどちらにもあります。第1ターミナルは24時間営業、第2ターミナルは8:00AM-3:00AMの営業時間です。
多くの航空会社がビジネスクラスのラウンジに指定しています。
またカードを持っていない場合でも、エコノミークラスの搭乗券でも、有料で利用することができます。kkday などのサイトからも事前に予約することができます。シャワー設備や、豪華な料理が魅力です。
マブハイラウンジ
フィリピン航空が提供しているラウンジで、ビジネスクラス以上と、フィリピン空港と連携している空港会社の上級会員が使用することができます。
ANAのマイレージカード所有者でも使うことができます。第1ターミナルは24時間営業、第2ターミナルは曜日によって営業時間が変わってきます。水曜、木曜、土曜、日曜日は04:00AM-01:00AMの時間帯で空いています。
マクタン・セブ空港での過ごし方
マクタン・セブ空港での時間の過ごし方をご紹介します。食事をしたり、買い物をしたり、マッサージをしたりして過ごせます。ラウンジもあります。空港自体が新しく綺麗なので快適です。
レストランで食事
マクタン・セブ空港にはターミナル1には40店舗ほど、ターミナル2には10店舗ほど、レストランがあります。なかには24時間営業している店舗もあります。
ターミナル1と2に共通してあるレストランは2店舗で、「The Coffee Bean and Tea Leaf 」のカフェと「Nippon Ramen」ラーメンです。「The Coffee Bean and Tea Leaf 」はセブに限らずフィリピン全土、そして世界32カ国にある人気チェーンカフェです。過去には日本にも店舗があった時もありましたが、今は全て閉店してしまいました。
第1ターミナルには、フィリピンのソウルフードと言っても過言ではない「ジョリビー」があります。
免税店・お土産店でショッピング
マクタン・セブ空港にターミナル1、2ともに免税店やお土産屋さんがあります。ターミナル1では大小含め20店舗以上、ターミナル2では10店舗ほどの店が営業しています。
フライト前にマッサージ
搭乗前にマッサージで旅の疲れを癒すこともできます。ターミナル1にはStressAwayというマッサージの店舗があります。1時間1000ペソで全身マッサージなどのメニューが選べます。
第1、2ともにマッサージチェアは置いてありますので、気軽にサクッとマッサージチェアという選択もできますね。
また、空港の外になりますが、車で5分、無料で空港送迎までやってくれる「EL SPAスパもあります。韓国系の本格的なスパでメニューは90分、2500ペソでヒマラヤ岩塩ストーンマッサージなどが人気です。24時間前までに予約が必要ですが、Kkdayなどのサイトで簡単に予約を取ることができます。
ウォーターフロントホテルマクタンでまったり
マクタン・セブ国際空港内には乗り継ぎ用にホテル「AeroteCebu」があります。3時間から使えるホテルなので、足を伸ばしてベットで仮眠したい。といった要望が叶います。
また、空港から徒歩圏内の場所にホテル「ウォーターフロントホテルマクタン」があります。リクエストすれば空港までの送迎もあります。
このホテルは、24時間カジノ、プール設備、ジム設備、レストランなどの設備が整っている、4つ星のホテルです。深夜便などでもギリギリまでゆっくり優雅に過ごすことができます。
空港から車で10分以内のマリーナモールへ
マリーナモールは空港から1番近いモールで、タクシーで5分ほどで着きます。レストランやスーパーなどがある小さいですが、使い勝手の良いモールです。マッサージ店もありますよ。
おすすめのレストランはGolden Cowrie(ゴールデンカウリー)というセブに5店舗あるフィリピン人にも人気のフィリピン料理店です。旅行中フィリピン料理を食べ損ねた方はここでお食事ができますよ!
スーパーではドライマンゴーなどのお土産も買うことができます。
マクタン・セブ空港から日本へ持ち込めないもの
爆発のおそれがあるもの、燃えやすいもの、有害物質などの「危険物」は、機内へ持ち込むことも、手荷物として預けることも禁止です。
日本からフィリピンへ来る際にライター1本は許容されていたものでも、フィリピンから飛行機に乗る場合はライター1本でも機内へも預け入れでもどちらも持ち込みができません。
またフルーツがおいしいフィリピンですが、海外から多くの野菜や果物は持ち込み禁止または制限がされています。マンゴー、バナナ、パパイヤ等は持ち込みできません。
マクタン・セブ空港でよくある質問
マクタン・セブ空港についてよくある質問についてまとめています。観光客にとって必需品のフリーWi-Fiと、帰りの空港への到着時間についてです。
空港のWi-Fiは繋がりますか?
空港ではフリーWi-Fiが使えます。 スマホのWi-Fi設定画面をひらくと「MCIA T1 FREE WIFI」または「MCIA T2 FREE WIFI」 としてフリーWi-Fiが飛んでいるのが確認できます。
初期設定には名前と電話番号の入力が求められますが、電話番号も日本で使用している番号で問題ありません。日本の国番号は+81として入力します。
セキュリティ面で不安がある場合は、eSIMを使うのもおススメです。日本で設定しておけば、セブの空港に着いた時点から日本で使用しているのと同じ感覚でLineなどのインターネット通信ができます。
空港には何時間前に到着するのが良いですか?
国際線は3時間前、国内線は2時間前にチェックインカウンタ―の列に並んでいられるように到着するようにしましょう。
チェックインカウンターは国際線は搭乗3時間前、国内線は搭乗2時間前にオープンします。その時刻を目指して空港に着くことができれば安心です。
繁忙期は混雑しますし、日本のチェックインカウンターのようなテキパキ感はありません。早め早めの行動をおすすめします。
まとめ
マクタン・セブ国際空港は新しい空港なので綺麗で見た目のデザインも洗練されています。そして動線は乗客目線で考えられていて迷うことはほぼ無いと思われるわかりやすい空港です。
現状の第2ターミナルは第1ターミナルと比べるとレストラン数やショップ数では少し物足りなさを感じてしまうかも。ラウンジの利用や本など暇つぶしグッズを持参するなど少し工夫するだけで旅の満足度は変わってきますよ。
今後の伸びしろが非常に高いセブ島。空港を含め、今後のセブ島の発展に期待ですね。