セブ島のタクシーに乗るには?タクシー以外に利用できる交通手段も解説(バイク、トライシクル、馬車)

タクシー、バス、電車、新幹線、地下鉄。日本には様々な交通手段があります。タクシーは目的地の目の前まで行くことができるけど値段が高い、バスや電車はタクシーに比べて値段が安いけど決まったルート上しか行けない等、それぞれの乗り物に便利性の特徴があります。

そして日本に色々な乗り物があるように、もちろん他の国にも色々な乗り物があります。今回はセブ島に住んでいる私が利用する、セブ島の交通手段を紹介します。セブ島を訪れる際の参考にしてみてください。

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目次

セブ島のタクシーの基本

セブ島での移動手段として最も手軽なのがタクシーです。空港やショッピングモール、ホテル前などに常駐しており、観光客にも多く利用されています。料金も日本と比べて格安で、移動距離が長くても気軽に使えるのが魅力です。

料金

セブ島のタクシー料金は初乗りが40ペソ(約110円)で、これには最初の500メートルの料金が含まれます。以降はおよそ300メートルごとに13.5ペソ(約37円)が加算されていきます。例えば空港からセブシティ中心部までの移動で約250〜300ペソ(約700〜850円)ほどが相場です。

また、深夜料金や高速道路料金などの追加料金は基本的にありませんが、観光地では交渉制になることもあるため、乗車前に確認することをおすすめします。

メーター制

セブ島の正規タクシーは基本的にメーター制を採用しています。乗車時に必ずメーターが作動しているかを確認しましょう。

まれに観光客に対してメーターを使わず、言い値で料金を請求するドライバーもいますが、そのような場合は乗車を避けるか、メーター使用を求めるのが安心です。ドライバーがメーターを拒否する場合は、他のタクシーを利用することが賢明です。

安全性

セブ島のタクシーは比較的安全とされていますが、まれに過剰請求や遠回りといったトラブルも報告されています。そのため、メーターが正しく作動しているか、運転手のIDが車内に掲示されているかなどを確認するのが良いでしょう。

夜間や人通りの少ない場所での乗車はできるだけ避け、ホテルやモールの正面口から乗るようにすると安心です。また、タクシー番号をメモしておくと、万一の忘れ物やトラブル時にも役立ちます。

アプリの利用

セブ島では「Grab(グラブ)」という配車アプリが広く利用されています。アプリを使えば、目的地までの料金が事前に表示されるため、料金トラブルを避けられます。Grabではクレジットカード登録も可能で、現金が手元になくても安心です。

通常のタクシーよりやや割高になる場合もありますが、利便性や安心感を重視する方にぴったりの手段です。また、車種や運転手の評価も表示されるので、安全面でも信頼できます。

チップ

フィリピンでは基本的にタクシー運転手へのチップは義務ではありませんが、気持ち程度のチップを渡すのが一般的なマナーとされています。例えば料金が245ペソであれば、キリのよい250ペソで支払うなど、お釣りを渡さないスタイルも多いです。

対応が丁寧だったり、荷物を運んでもらったりした場合は10〜20ペソ(約30〜55円)程度のチップを加えると喜ばれます。

セブ島のタクシーの乗降方法

タクシーの止め方

まず最初に、日本と同じようにタクシーがあります。日本と同じように、道路を走っているタクシーに向かって「手を挙げる」と止まってくれます。

ショッピングモールや空港、ホテルなどでは、待機しているタクシーがいるので便利です。

タクシーに乗ったら

まずタクシーに乗ったら、メーターを動かしてくれるかどうかを確認しましょう。そして、もしも動かしてくれなかったりよく分からないことを言ってくるようならば、すぐに諦めてタクシーから降りましょう。

1台に執着しなくても、待っていればすぐに次のタクシーが来ます。

グーグルマップを見ておく

運転手が故意に迂回してメーター料金を稼ぐことがありますが、行き先のルートがわかっている場合は、乗車時に通る道路を指定しましょう。また、「まっすぐ進んでください」「ここで曲がってください」といった具体的な指示を出すこともできます。迂回を避けるために、事前にGoogleマップでルートを調べておくと良いでしょう。

目的地と異なる場所で降ろされることを心配する人もいるかもしれませんが、これはフィリピンでは非常に稀。ルートが不明なために途中で降ろされることはありません。万が一、何かの誤解から間違った場所で降ろされてしまったとしても、周囲のフィリピン人が援助してくれるはずです。その際は、勇気を持って周りの人々に助けを求めてください。

タクシーから降車するとき

細かいお金を用意

タクシーを降りるときはメーターに表示されている額を払いましょう。細かいおつりは返ってこないことが多いです。例えば70ペソの料金を100ペソで払った場合はお釣りが20ペソだけ返ってきたり、細かいお金がないと言ってお釣りが全然返ってこなかったりします。

タクシーに乗る前には、細かいお金を用意しておくことをおすすめします。とても良くしてくれた運転手さんには是非チップを料金に上乗せしてあげてください。

通報することも可能

もしタクシーでメーター不使用や過剰請求、暴言などのトラブルに遭遇した場合は、通報することが可能です。車内には通常、運転手の名前やID番号、車両ナンバーが掲示されているので、それをメモまたは写真で控えておきましょう。

通報先はLTFRB(陸上輸送規制委員会)や観光警察です。電話やメール、SNSを通じて通報でき、日本語は通じませんが英語で簡単な説明をすれば対応してもらえます。

忘れ物の確認

もしタクシーの車内に忘れ物をしてしまった場合は、タクシー会社に連絡して尋ねることもできますが、忘れ物はほとんど帰ってこないと思った方がいいでしょう。

過去に大金の入った袋の忘れ物を警察に届けて表彰されたタクシーの運転手がいます。つまり忘れ物を届ける運転手はかなり稀だということです。

セブ島のエリア別タクシー乗車方法

セブ島ではエリアによってタクシーの拾い方に違いがあります。特にホテル、空港、ショッピングモール、観光地などでは乗車方法にコツが必要です。場所ごとのポイントを押さえれば、スムーズにタクシーを利用できます。

ホテル

セブ島のホテルでは、タクシーをスムーズに手配する方法が複数あります。高級ホテルや中級ホテルでは、コンシェルジュが対応してくれる場合が多く、安全面でも安心です。

また、ホテルの前で直接タクシーを拾うことも可能ですが、流しのタクシーには注意が必要です。セブ島のホテルからタクシーを利用する方法は以下の通りです。

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ホテルのコンシェルジュに依頼する

多くのホテルでは、フロントやコンシェルジュがタクシーの手配をしてくれます。ホテル専属ドライバーや信頼できる提携タクシー会社を利用しており、安全性と信頼性が高いのが特徴です。乗車前に行き先やおおよその料金を確認してくれる場合もあり、英語が不安な旅行者にも安心です。

特に早朝や深夜の出発、空港への移動などでは確実にタクシーを確保できるため、この方法が最もおすすめです。チップは不要ですが、心付けとして20ペソ程度渡すと丁寧な対応を受けられることもあります。

ホテルの前でタクシーを拾う

中級ホテルやゲストハウスでは、建物の前でタクシーを直接拾うことも可能です。流しのタクシーはひっきりなしに通るわけではないため、多少待つこともありますが、運賃は通常メーター制です。

ただし、まれに外国人観光客を狙って高額を請求する運転手もいるため、乗車前にメーターを使用するかを必ず確認しましょう。また、ホテルのスタッフに相談すれば、安全なタクシーかどうか判断してもらえる場合もあります。昼間の利用であれば、比較的安心して利用できます。

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ライドシェアリングサービスを利用する

Grab(グラブ)などのライドシェアリングサービスを利用することもできます。アプリを使ってホテルまで迎えに来てもらうことができます。

いずれの方法でも、乗車前に必ず目的地を運転手に伝え、メーターがリセットされていることを確認してください。また、乗車後に道順を指示するか、事前にルートを調べておくことで、運転手が迂回することを防ぐことができます。

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空港

マクタン・セブ国際空港では、到着後すぐにタクシーを利用することができます。公式のタクシー乗り場や配車アプリ、事前予約の送迎サービスなど、複数の移動手段があり、旅行スタイルに合わせて選べます。セブ島のマクタン・セブ国際空港からタクシーを利用する方法は以下の通りです。

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公式タクシー乗り場を利用する

マクタン・セブ国際空港には公式のタクシー乗り場が設けられています。到着ロビーから出て直進し、指示に従ってタクシー乗り場へ向かってください。

ここでは一般的に、メーター制のタクシーと固定料金のタクシー(プレミアムタクシーとも呼ばれる)の二種類が利用可能です。必ず運転手に目的地をはっきりと伝え、メーターがリセットされていることを確認してください。

ライドシェアリングサービスを利用する

Grab(グラブ)のようなライドシェアリングサービスも利用可能です。到着後、アプリからピックアップロケーション(空港)とドロップオフロケーション(目的地)を指定し、リクエストを送信します。

アプリ上で表示される運転手と車両の情報、および料金を確認し、指定のピックアップポイントで運転手を待ちます。

旅行会社の送迎サービスを利用する

初めてのセブ島旅行で不安がある場合は、事前に旅行会社の空港送迎サービスを利用するのがおすすめです。日本語対応の現地スタッフが対応してくれることも多く、ホテルのチェックインまで安心して移動できます。

料金は片道で500〜1,000ペソ(約1,400〜2,800円)ほどが相場ですが、複数名で利用すれば割安です。ドライバーは指定場所で名前の書かれたボードを持って待っていてくれるため、スムーズに合流できます。荷物が多い場合や深夜の到着時にも便利な選択肢です。

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空港からのタクシー利用の注意点

空港からタクシーを利用する際は、正規の乗り場を利用し、白タクや勧誘には乗らないことが重要です。まれに到着ロビーで「タクシー?」と声をかけてくる業者がいますが、これらは非公式のタクシーで高額請求される恐れがあります。特に長距離の移動や夜間は注意が必要です。

また、行き先を正確に伝えられるよう、ホテル名や地図、住所を紙やスマートフォンで準備しておきましょう。現金も小額紙幣を多めに持っておくと、支払いがスムーズになります。

ショッピングモール

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乗客を乗せてきたタクシーを捕まえる

ショッピングモールなどの人の多いところでタクシーを捕まえるのはとても簡単です。ショッピングモールへ乗客を乗せてきたタクシーを捕まえることが、一番安全で一番楽な方法です。タクシーから乗客が降りたところをサッと捕まえます。

メーターをチェック

乗車時には、余裕があればすぐにメーターを確認してください。先客の料金がまだ表示されている可能性があります。もしメーターがそのまま表示されているなら、そのタクシーの運転手は適切にメーターを使用してくれたことがわかります。

近年では不正なタクシーに対する取り締まりが厳しくなっているので、安全な待機タクシーも増えています。しかし、客待ちをしているタクシーには慎重になりましょう。これらのタクシーではメーターを使用せず、高額な運賃を要求するケースもあります。

人気のないところ

片手を上げてタクシーを止める

客が降りる可能性の少ない通りや人気のないところでタクシーを拾う場合は、片手を上げてタクシーを止めましょう。日本と同様にタクシーに手を上げれば止まってくれます。

注意点

ただしこの手の上げ方に注意です。フィリピン人は片手を肩の高さぐらいに上げて、「1」の指をするように人差し指だけ立ててタクシーを止めます。フィリピン人はタクシーに限らず乗り物全般をこのようにして止めます。もちろん「はーい」というように頭の上まで手を上げても止まってくれます。しかし、この上げ方だと日本人だということがすぐにばれます。ばれてしまうと、遠回りをしたり料金をカサ増しするなど、ぼられる可能性が高まります。

フィリピンには中国語系フィリピン人もたくさんいるため、フィリピン式の手の上げ方をすればすぐに日本人だとはわかりません。例え日本人だとばれたとしても、フィリピン式の手の上げ方をすれば、フィリピンの生活に慣れた人だと思ってもらえるため、ぼられる率はぐんと下がります。「地球の歩き方」を片手に「はーい」と手を上げていたら「ここにカモがいます。」と言っているようなものなのでくれぐれも注意してください。

セブ島でタクシーに乗車したら必ずやること

メーターの確認

乗車して行き先を告げたら、運転手がメーターのボタンを押すのを確認してください。押さなければ「メーター、プリーズ!」と言いましょう。それでも押さなければ降りてもいいし、行き先までの料金相場がわかっていれば交渉してもいいです。メーターを使ってくれる運転手が一番いいのですが、急いでいるときにまた降りてタクシーを探すのも面倒なので、私はいつも交渉していました。

一概に「交渉=ぼったくられる」というわけではありません。行き先までの相場がわかっていればその金額から交渉を始めて、相場+10、20ペソ(25~50円)くらいで落ち着けば良しとしていました。セブ島は渋滞がひどいので、時間帯によっては交渉の方がお得な気がします。チップの前払いと思い、値段が大幅に変わらない範囲で交渉しましょう。

セブ島のタクシーで上手に遠出するには?

セブ島でビーチや観光地など市街地外への遠出をする際は、移動手段選びが重要です。タクシーとカーチャーターのどちらが便利か、目的や所要時間に応じて選ぶことで、快適で効率的な観光が楽しめます。

タクシーとチャータどっちがお得?

短時間の移動や片道だけの利用であれば、メーター制のタクシーが割安です。一方、観光地を巡る日帰り旅行や長距離移動には、自由にスケジュールを組めるカーチャーターが便利で安心。目的に応じた選択が鍵です。

タクシー

通常のタクシーはメーター制で、基本料金に加えて走行距離や時間に応じて料金が上がります。遠出する場合、特に交通の混雑する時間帯はメーター料金が高くなりがちです。また、遠くへ行くと運転手が帰るのに時間がかかるため料金を上乗せされます。

郊外に行くと帰りのタクシーを見つけにくいため、片道利用には注意が必要です。時間が読める市内移動にはタクシーが適しています。

カーチャーター

カーチャーターは運転手付きで1日または半日単位で車を貸し切るサービスです。観光地を複数巡る場合や、遠方への往復に便利で、プライベートな空間で快適に移動できます。料金は車種や所要時間によりますが、セダンタイプで半日2,000〜2,500ペソ(約5,600〜7,000円)、1日で3,000〜4,000ペソ(約8,400〜11,200円)が目安です。

時間や目的地に縛られずに移動できるのが最大のメリットで、家族連れやグループ旅行にもおすすめな手段です。安全性や信頼性も高く安心です。

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セブ島のタクシー運転手との会話

フィリピン人はとてもフレンドリー

フィリピン人はとてもフレンドリーです。タクシー運転手もおしゃべり好きが多く、いろいろと話しかけてきます。まず最初に絶対聞かれることは「どこから来たの?(なに人?)」です。これはあいさつのようなものですから気持ちよく応対してあげましょう。「日本人」と本当のことを言っても言わなくてもいいと思います。私はよく「韓国人でしょ?」とか「その顔は絶対中国人だ。」とか言われるので、「すごい、なんでわかったの?」と言って最後まで韓国人や中国人に徹するときもありました。

たまに中国語や韓国語で話しかけられてばれるときもありましたが、それはそれで笑いに変えて会話を弾ませます。こんなことで怒るフィリピン人は絶対いません。私の友人は会話を弾ませたくないタイプだったので、この質問をされるといつも「ブータン」と答えていました。地理に弱いフィリピン人が多いので、聞き覚えのない国を出されるとそれ以上は突っ込めず、会話も自然となくなります。

セブ島のタクシー運転手からの失礼な質問

出身地を聞かれた後は、3大タブー質問をしてくる運転手が多いです。その3つとは「年はいくつ?」、「給料はいくら?」、「太っているね。体重は何キロ?」です。もしかしたら3番目の質問は私だけかもしれません。でもフィリピン人は人の体型のことをやたら聞きたがります。

いきなり面識のない人にこんなことを聞かれたら「なんて失礼な!」と思いますが、彼らにとっては普通の質問で、失礼なことを言っているつもりはありません。ここは怒らずに、本当のことを言っても言わなくても、問題はありません。ただムキになったり、怒りだしてはいけません。ケンカに発展して危ない目に遭う可能性もあります。冷静に対応してください。

セブ島のぼったくりタクシー5選

メーターを使わないタクシー

まず、一番多いぼったくりの手口が、メーターを使わない事です。フィリピンのタクシーは、初乗りが40ペソ(約96円)でそこから車が進むとともに料金が上がっていくシステムになっています。目的地を伝え、車が走り出しても、悪質なドライバーはこのメーターをスタートさせずに、目的地に着いてから、「メーターを使い忘れたけど〇〇ペソ位だよ」(高額な値段)等と過剰なお金を要求してきます。

この方法のぼったくりに対する対策はとても簡単です。タクシーに乗り込んで目的地を言った時に、「メーターを使ってくれますか?」と聞けばいいのです。悪質なドライバーでも、こっちから聞くと渋々つけてくれる人が多いです。私もタクシーに乗る時は習慣として、メーターを使うかどうかを聞くようにしています。

セブ島の値段交渉をしてくるタクシー

次に、ドライバーの中には、目的地を伝えると走る前に値段交渉をしてくる人がいます。目的地まで数時間かかるような遠くまで行く時には、値段交渉をして、あらかじめ料金を決めてから行く場合もあります。

ですが、街中での移動の際は値段交渉をする必要はまずありません。値段交渉を持ちかけられた場合は、高確率でぼったくられると思っていいでしょう。もし街中で値段交渉をされた場合は、メーターを使ってもらえるように頼むようにしましょう。

セブ島のメーター料金+値段交渉してくるタクシー

料金メーターの金額に加えて、追加料金を要求してくるドライバーもいます。「その目的地だと帰りにお客さんがいないから100ペソ追加ね」とか「道が混んでて時間がかかるから50ペソ払って」などと理由をつけて追加のお金を貰おうとします。確かにフィリピンでは夕方などにすごい渋滞が発生するのですが、本来追加料金などは必要ありません。ですが、観光客はそれを知らないと思われているので、ぼったくろうとしてきます。

乗る前に追加料金を要求された場合はそのタクシーは諦めて、ほかのタクシーを探しましょう。もし途中で追加料金を要求された場合は、払う必要が無い旨を伝えてメーターの分の料金だけを払いましょう。ですが、要求されたお金が高額でなかったり話し合うのがめんどくさいのならば、諦めて払ってしまうのも1つの方法です。

セブ島の遠回りをするタクシー

目的地までの道のりで、遠回りをしてくるドライバーもいます。当たり前ですが、タクシーは長い距離を走れば料金が高くなります。なのでわざと遠回りをして、料金を高くしようとしてくるのです。

これに関しては道を知らなかったり土地勘がない観光客の方が対策するのは正直難しいです。最低限の対策として、観光本などに書いてある値段の相場などを調べておくといいかもしれません。もし、明らかに高額な値段を要求された場合などは、ドライバーに、高すぎるのではないかと言ってみましょう。

セブ島の自由なタクシードライバー

ぼったくりではないのですが、番外編として私が体験した日本では考えられないドライバーを紹介します。夜などにタクシーを捕まえ、目的地を伝えると「俺の家と逆方向だ、家に帰る時間が遅くなるから行かない。」等と言って乗せてくれない事があります。他にも「ちょっと1回俺の家寄ってもいいか?」と自分の用事を優先するドライバーもいます。

日本でこんなタクシードライバーがいたら文句の1つでも言うかもしれませんが、ここは自由な国、フィリピンなので、マイペースな人もいるんだな、と心に言い聞かせて無理矢理納得しました。

タクシーで強盗に遭ってしまったら

万が一、タクシー強盗に遭遇して銃やナイフを突きつけられたときは、騒がず、抵抗せずお金を渡してください。下手に抵抗すると命が危ないです。

タクシー強盗は運転手とグルになっていて、車が止まったときに2~3人で乗り込んできます。車通りの少ない夜遅い時間はなるべく乗車を避けたほうが無難です。深夜タクシーを利用しなければいけない場合は、車の内側からロックを忘れないように気を付けましょう。

セブ島のタクシー代わりの移動手段

バイクタクシー

日本ではあまり馴染みがありませんが、セブ島には車ではなくバイクのタクシーもあります。現地の言葉で、ハバル・ハバルと呼びます。ショッピングモールやスーパーマーケットなどの近くで待っていて、向こうから乗らないか?と声をかけてくることもよくあります。車のタクシーと違い、メーターは無く、乗る前に値段を交渉する必要があります。複数人で移動する時には車のタクシーに乗ればいいのですが、1人の時や渋滞の時などはバイクタクシーの方が値段を安く抑えられるので、おすすめです。

バイクタクシーは種類や場所にもよりますが、2人の客を乗せて、合計3人乗りで走る事も良くあります。また、基本的に運転手は自分のヘルメットに加えてもう1つだけヘルメットを持っているので、3人乗りをする場合は、1人はヘルメットを被らずに乗ることになります。僕はまだ交通事故を見たことはありませんが、不安な方は乗らない方が良いかもしれません。(原則として、セブ島ではヘルメットの着用が義務付けられているようですが、まだまだ浸透していないのが現状です。)

ジプニー

セブ島で現地の人が一番多く利用しているのがジプニーです。ジプニーとは、乗り合いバスのようなもので、手を挙げるとどこでも止まってくれて、乗車が可能です。車両ごとに番号が割り振られていて、ルートが決まっています。初めのうちはどのジプニーがどこに行くのか、なかなか覚えられないと思いますが、運転手に聞くと快く教えてくれます。

1度乗ると、ルート上ならどこまで乗っても料金は7ペソです。決まった停車場所は無いので、降りたい時には天井をノックしたり運転手に声をかけたりします。ジプニーは乗車中、横の人との間隔がかなり狭く、その間にスリ被害に遭う観光客がよくいるので、利用する時は持ち物に気をつけましょう。

トライシクル(バイク型)

次に、日本ではまず見ることのない乗り物、トライシクルを紹介します。トライシクルとは、オートバイや自転車の横にサイドカーのようなものを取り付けた乗り物で、セブ島に来るとあちこちで目にします。オートバイの方は基本的に目的地が決まっていて、スタート地点から目的地の間の好きなところで乗り降りすることができます。

乗車人数は約5人程で、相乗りです。どこで降りても値段は同じで6ペソです。乗り心地はお世辞にも良いとは言えず、狭いです。お金を節約したい時や現地の人の暮らしを体験してみたい時などには、乗ってみると楽しいかも知れません。

トライシクル(自転車型)

オートバイではなく、自転車のタイプのトライシクルは最大3人乗りです。こちらはオートバイのトライシクルとは違い、目的地と値段の交渉が必要です。自転車で漕ぐので時間はかかりますが、近場の移動なら安いのでおすすめです。

馬車

最後は今回紹介した乗り物の中で最もローカルな交通手段、馬車を紹介します。セブ島の一部の地域では、移動手段に馬車を使います。馬車は5人乗りで、ジプニーのように決まったルートを走り、ルート間のどこでも乗り降り自由です。値段は10ペソです。

車やバイクが当たり前に走っているコンクリートの道路を馬に乗って移動していると、なんだか変な気持ちになります。日本ではまずできない経験なので、一度乗ってみても面白いかもしれません。

まとめ

以上が、私がよく利用するセブ島での交通手段です。日本には無いものが多いので、面白かったのではないでしょうか。観光で移動する時はタクシー、バイクタクシーだけで基本的には大丈夫なのですが、値段を抑えたい、現地の人の生活を体験してみたい、などの思いがあるのならば、いろいろな乗り物にトライしてみるのも楽しいと思います。

タクシー以外の乗り物に乗ると、現地の人との思いがけない出会いなどもあるかもしれません。皆さんもセブに訪れた際は是非、ローカルな乗り物に乗ってみてください。

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この記事を書いた人

セブ島在住歴5年のディレクターとフィリピン在住歴20年以上のセブ島を知り尽くしたスペシャリストが執筆及び監修をしています。
国家資格である総合旅行業務取扱管理者資格保有者も在籍。
その他、プロダイバー資格、インストラクター資格、救命救急のEFRを保有。セブ島で最高の体験を提供するため、日々コンテンツを研究中。

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