サントニーニョ教会はフィリピンのセブ市に位置している重要な歴史的な観光地です。マゼランクロスやサンペドロ要塞とあわせての観光が人気です。今回はサントニーニョ教会について紹介します。
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サントニーニョ教会概要

サントニーニョ教会、または正式には「Minor Basilica of the Holy Child of Cebu」はフィリピンのセブ市にある最も古く、最も尊敬されるローマカトリック教会の一つです。
この教会はフィリピンにキリスト教をもたらした場所としても知られており、多くのフィリピン人にとって特別な場所となっています。
- 施設名: Basilica Minore del Santo Niño de Cebu(サントニーニョ教会)
- 所在地: Osmeña Blvd, Cebu City, Philippines
- 開場時間: 6:00~19:00頃(ミサの時間帯により変動)
- 入場料: 無料(大人・子供ともに入場料はかかりません)
- アクセス:セブ市内中心部からジプニーやタクシーで約10~15分
歴史的な背景
サントニーニョ教会の起源は1521年に遡ります。それはフェルディナンド・マゼランがセブに上陸し、ラジュ・フマボンとその妻、および彼らの臣下にキリスト教を紹介した時期と一致しています。その後1565年に、レガスピがセブを征服した際に再発見されたサント・ニーニョ像を収めるために木造の教会が建設されました。
その後、1600年代には石造りの教会が建てられ、その教会が現在のバシリカに発展しました。バシリカはその後何世紀にもわたって拡張と修復を経て現在の形になりました。この教会は1974年に教皇パウロ6世によって「バシリカ・ミノレ」の称号を授与され、1990年にはフィリピンの国定史跡となりました。
サントニーニョ教会観光のポイント

セブ市中心部にあるサントニーニョ教会(Basilica Minore del Santo Niño)は、フィリピン最古の教会として有名な歴史的・宗教的観光名所です。多くの信者や観光客が訪れ、荘厳な雰囲気の中でフィリピンのカトリック文化を体感できます。宗教、美術、歴史が融合した魅力あふれるスポットです。
サント・ニーニョ像
サントニーニョ教会の最大の見どころが「サント・ニーニョ像(幼きイエス像)」です。この像は1521年、ポルトガル人探検家マゼランがセブの王妃に贈ったもので、フィリピンにおけるキリスト教布教の象徴とされています。
高さは30cmほどで、金の王冠や赤いローブをまとい、左手には地球儀、右手には祝福のジェスチャーをしています。この像は奇跡を起こすと信じられ、特に病気平癒や家族の幸福を願う信者から篤く信仰されています。
壮大な建築
現在のサントニーニョ教会の建物は、1740年に建て直されたもので、バロック様式とフィリピンの土着建築が融合した独特のデザインが特徴です。外壁には石灰岩が使われ、年月を感じさせる重厚な雰囲気を醸し出しています。
内部には美しく装飾された天井やステンドグラス、歴代の神父たちの肖像画などが並び、静かで神聖な空間が広がります。朝やミサの時間には多くの信者が訪れ、祈りを捧げる姿を見ることができ、カトリックが根付くセブの人々の信仰心を感じられる貴重な機会となります。
博物館
教会敷地内には、宗教芸術や歴史資料を展示する「サントニーニョ博物館」が併設されています。ここでは、サント・ニーニョ像に関する貴重な遺物、古代の聖具、布教活動の記録、絵画、彫刻などを見ることができます。
中でも目を引くのが、信者たちが奉納した金や銀の王冠や衣装の数々で、長年にわたる信仰の深さを物語っています。入館料はわずか20ペソ(約50円)程度で、英語と現地語での説明もあり、キリスト教の歴史に興味のある旅行者には必見のスポットです。
宗教的な行事
サントニーニョ教会では、年間を通じて多くの宗教行事が開催されますが、中でも最大規模なのが毎年1月に行われる「シヌログ祭(Sinulog Festival)」です。この祭りは、サント・ニーニョ像への感謝と信仰を表すダンスやパレードで構成され、セブ市全体が祝祭ムードに包まれます。
教会周辺ではミサや儀式が執り行われ、多くの信者が祈りを捧げに訪れます。また、毎週金曜日には「ノビナ」と呼ばれる祈祷も行われ、観光客でも参加可能です。セブ島の信仰文化を肌で感じるには、これらの行事に合わせて訪れるのがおすすめです。

サントニーニョ教会訪れる際の楽しみ方

サントニーニョ教会を訪れる際は、歴史的・宗教的背景を理解しながら散策するとより深い感動が得られます。内部の見学、祈りの体験、博物館鑑賞だけでなく、周辺の土産店やローカルフードも楽しみの一つ。マナーを守りつつ、文化に触れる時間を大切にしましょう。
服装
サントニーニョ教会はカトリックの聖地であり、多くの信者が祈りを捧げる場所でもあるため、訪問時の服装には十分な配慮が必要です。肌の露出が多い服(ショートパンツ、タンクトップ、ミニスカートなど)は避け、肩や膝が隠れる服装が推奨されます。
観光客向けに入り口で貸し出される布やショールを羽織ることもできますが、事前に準備しておくと安心です。また、サンダルでの入場は可能ですが、場の雰囲気にふさわしい落ち着いたスタイルが好まれます。
観光ツアーに参加
初めてサントニーニョ教会を訪れる場合は、観光ツアーに参加するのもおすすめです。英語や日本語対応のガイドが付いたツアーでは、教会の歴史やサント・ニーニョ像の意味、建築様式の特徴などを詳しく説明してもらえるため、理解が深まります。
教会単独の見学だけでなく、マゼランクロスやラプラプ像など他の歴史スポットも組み合わせた半日〜1日ツアーが人気で、料金は1,500〜3,000ペソ(約4,000〜8,000円)前後が目安です。

お土産
サントニーニョ教会周辺には多くの露店やお土産ショップが並んでおり、ここでしか手に入らない宗教関連のアイテムを購入することができます。特に人気なのは、ミニサイズのサント・ニーニョ像やロザリオ、十字架のペンダントなどで、価格は50〜300ペソ(約130〜800円)ほどと手頃です。
また、信者向けに聖水入りのボトルや、祝福済みのキャンドルも売られており、家族や友人への贈り物としてもおすすめです。宗教的な意味を持つものが多いため、現地の人の説明を聞きながら選ぶのも楽しみの一つです。

サントニーニョ教会へのアクセス

サントニーニョ教会は、セブ市中心部のオスメニア大通り沿いに位置し、マゼランクロスやカルボンマーケットなどの観光スポットからも徒歩圏内です。
セブ市内やマクタン・セブ国際空港からのアクセスも良好で、タクシーや公共交通機関を利用して簡単に訪れることができます。教会周辺は交通量が多いため、移動には余裕を持って行動することをおすすめします。

セブ市内からのアクセス
セブ市内からサントニーニョ教会へは、タクシーや配車アプリ「Grab」を利用するのが便利です。主要なホテルやショッピングモールから教会までの所要時間は約20〜30分で、料金は約100〜200ペソ(約250〜500円)が目安です。
また、セブ島の公共交通機関であるジプニーを利用することもできますが、ルートや乗り換えが複雑な場合があるため、事前に調べておくと安心です。教会周辺は交通量が多く混雑することがあるため、移動には余裕を持って行動しましょう。



マクタン・セブ国際空港からのアクセス
マクタン・セブ国際空港からサントニーニョ教会へは、車で約25分の距離にあります。タクシーや配車アプリ「Grab」を利用するのが一般的で、料金は約200〜300ペソ(約500〜750円)が目安です。空港から直接向かう場合は、空港タクシーやGrabを利用すると便利です。
また、空港から出ているバスを利用することも可能で、料金は約25〜40ペソ(約65〜105円)、所要時間は約30分です。空港からのアクセスは、到着後すぐに観光を始めたい方や、時間を有効に使いたい方におすすめです。


サントニーニョ教会見学の注意点

サントニーニョ教会はフィリピン最古のカトリック教会であり、現地の信者にとっては聖なる場所です。観光スポットとして人気がある一方で、宗教施設としてのマナーも求められます。以下では、訪問時に気をつけたい服装や撮影ルールについて解説します。
露出の多い服装は避ける
サントニーニョ教会では、観光客であっても信仰の場を尊重する服装が求められます。ショートパンツ、ミニスカート、タンクトップなど肌の露出が多い服は避け、肩や膝が隠れるような服装が望ましいとされています。
現地では、入口で布(サロン)を貸し出してくれることもありますが、事前に準備していればスムーズです。帽子やサングラスは礼拝エリアでは外すのがマナーです。
一部の写真撮影禁止エリア
サントニーニョ教会の内部には写真撮影が制限されているエリアがあります。特に、礼拝堂や祈りを捧げる信者が集う祭壇付近では、撮影が禁止または自粛が求められることがあり、フラッシュ使用や大声での会話もマナー違反とされています。
教会職員や掲示板に案内が出ている場合があるので、必ず確認してからカメラを構えましょう。博物館エリアでも撮影禁止の展示品がありますので注意が必要です。
サントニーニョ教会周辺の観光スポット
サントニーニョ教会周辺には、徒歩や車でアクセス可能な歴史的・文化的名所が数多く点在しています。教会見学とあわせて巡ることで、セブの歴史や多様な信仰文化をより深く体感することができます。短時間でも効率よく観光できるルートとしてもおすすめです。
マゼランクロス
マゼランクロスはフェルディナンド・マゼランがフィリピンに最初に到達した時に立てられたもので、キリスト教の導入を象徴しています。サントニーニョ教会のすぐ隣にあり、観光ルートとしてセットで訪れる人が多く、徒歩1分ほどの距離です。
無料で見学可能で、記念撮影にも人気です。教会と合わせて訪れることで、セブ島におけるキリスト教の始まりをより実感できるスポットです。

サンペドロ要塞
サンペドロ要塞は1565年にスペイン軍によって建設されました。現在は博物館として機能しており、セブの歴史的な展示物が展示されています。
海の近くに位置しており、散歩にもおすすめ。教会の宗教的雰囲気とは異なる、軍事と植民地支配の歴史を知ることができ、観光の幅を広げてくれる貴重なスポットです。

タオイスト寺院
タオイスト寺院は、セブ市内の高台に建てられた中国道教の寺院で、サントニーニョ教会からは車で約20〜30分の距離にあります。中国系住民によって建てられたこの寺院は、鮮やかな装飾と広大な敷地が特徴で、フィリピンにおける宗教的多様性を象徴する場所です。
龍や塔が並ぶ境内からはセブ市街を一望でき、写真映えスポットとしても人気があります。教会とは異なる宗教文化に触れることで、セブの多面的な魅力を実感できる一日となるでしょう。
まとめ
以上のポイントを参考に、サントニーニョ教会訪問を最大限に楽しむことができます。
この歴史的な場所は、その壮大な建築や重要な宗教的建造物により、魅力的な観光地となっています。
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