旅行の予定が決まり、準備するうちに気になってくるのがお金の問題。セブではどの通貨が使用されているのか、日本円は使用できるのか……いろいろな疑問が浮かびます。
そこで、セブで流通している通貨の情報や、両替で損をしないためのコツをまとめました。参考にして、直前になって慌てないよう準備を進めてくださいね。
※1フィリピン・ペソ=約2.2円
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セブ島の通貨はフィリピン・ペソ
ペソの種類
リゾート地としておなじみのセブがあるのは、東南アジアのフィリピン共和国。フィリピンの通貨はフィリピン・ペソです。
紙幣
1000・500・200・100・50・20ペソの6種類の紙幣が流通しています。
硬貨
10・5・2・1ペソの4種類の硬貨が流通しています。
補助通貨としてセンターボ(1センターボは1/100フィリピン・ペソ)があり、25・10・5・1センターボの硬貨があります。ただし、25センターボ硬貨以外はほとんど見かけません。
2024年4月の為替では、1フィリピン・ペソがおよそ2.68円。実際に日本円からフィリピン・ペソに両替する際は為替手数料が発生し、1フィリピン・ペソ=2.8円ほどになります。
10,000円札を両替するとおよそ3,500フィリピン・ペソが手に入る計算です。
フィリピン・ペソ以外に使える通貨は?
日本円は使えるの?
世界中から観光客が訪れるセブには、フィリピン・ペソ以外の通貨も流通しているのでしょうか。
正解はノーです。セブで現金決済する際は、ほぼフィリピン・ペソしか使えないと理解しておいてください。
日本や韓国からの観光客も多いですが、日本円や韓国ウォンはそのままでは使えません。お金を使う前に必ずフィリピン・ペソに両替しておきましょう。
USAドルは使える場合も
例外的に、USAドルを受け取る場所が3つあります。高級リゾートホテルの費用、カジノでの換金、現地で参加するオプショナルツアーです。
いずれもフィリピン・ペソでの支払いが一般的ですので、あえて用立てるメリットはありません。手元に未使用のUSAドルがある場合の参考程度に考えてください。
セブ島で両替ができる場所
セブでの両替
セブでは、街のあちこちで日本円からフィリピン・ペソへの両替が可能です。
ただし場所によって手数料が大きく異なり、たとえば空港やホテルではかなりレートが悪くなってしまいます。
お得な両替所はどこ?
最も手数料が安いのは、市街地の両替店。
大型ショッピングモールに入っている両替店も比較的良い条件を提示していることが多く、安全面からもおすすめの場所です。
- アヤラモール内
- BTC内
J センターモール内(閉鎖)
店頭にその日のレートが表示されていますので、いくつか見比べて条件の良い店舗を選ぶといいでしょう。
2024年4月に私が両替した中で一番よかった場所は、アヤラモールのRustan’s前の両替所でした。
闇両替に注意
注意したいのが闇両替の存在。道端で「ペソ?」「良いレートで両替できる」などと声をかけられた観光客が、お金をだまし取られるケースが発生しています。
たとえ好条件で両替してくれたとしても、このような行為は違法です。声をかけられてもきっぱりと断りましょう。
日本での両替
出発前に日本でフィリピン・ペソに両替しておくことも可能。ただ、一般的に手数料は日本よりもセブのほうが安いため、現地での両替がおすすめです。
日本で両替できる場所は、手数料の安い順に金券ショップ→トラベレックス等の両替店→空港の両替所です。
金券ショップには在庫がない日もあるため、日数に余裕をもって準備したほうがいいでしょう。街中の銀行では取り扱っているところが少ないため、お近くの支店に確認してみてください。
セブ島でクレジットカードは使える?
クレジットカードはあると便利
セブではクレジットカードが普及しており、VISA・Master・JCB・アメックスなどメジャーなブランドに対応。
一般的なホテルやレストラン・カフェ、スーパーマーケットやショッピングモールといった施設で使えます。
海外でクレジットカードを利用すると、請求時に利用手数料が為替レートに上乗せされるため、現金で支払うよりも支払う金額が多くなることもあります。
しかし、万が一のときに支払い能力を証明するものにもなりますので、1枚は持って行くと安心です。
カードが使えない場所も
あると便利なクレジットカードですが、やはり使えない場所もあります。
観光でも立ち寄ることの多いコンビニエンスストア、マッサージ店、小さな商店やナイトマーケットでは、現状ほとんど使用できません。
またタクシーやバスなど、ローカルの交通機関も現金での支払いのみです。いざ支払いのときになって慌てないように、必要な現金は常に持ち歩くように心がけましょう。
海外キャッシングも活用しよう
現地のATMの海外キャッシング機能を使ってフィリピン・ペソを用立てる方法もあります。
ひし形と「PLUS」のマークがあるATMにクレジットカードまたはデビットカードを挿入すれば、簡単にフィリピン・ペソを引き出せます。
キャッシングは利息が恐くて……という方も安心。繰り上げ返済も可能で、帰国後すぐに返済すれば利息もほとんどかかりません。
返済手続きを忘れないことだけご注意ください。デビットカードは自分の口座残高から直接引き落とされるため、この心配はありません。
海外キャッシング機能を利用するには、事前にカードの利用設定が必要です。詳しくはお手持ちのカード会社に確認してみてくださいね。
セブ島滞在で1日にかかる予算
現金を使いきるために
セブでは現金が必要だとお伝えしてきましたが、余らせてしまえば再び日本円に両替しなければなりません。
なるべく無駄な手数料は避けたいですよね。そこで、1日あたりどの程度の現金が必要なのかを出発前に計算してみましょう。
以下の計算にはホテル代や現地でのアクティビティの費用は含まれていません。必要なものを追加して、おおよその予算を出してみてください。
必要な現金はどれくらい?
- 食費:300~500フィリピン・ペソ(約660~1,100円)
- タクシー代:20分ほどの距離を2往復で800フィリピン・ペソ(約1,760円)
- マッサージ:30分ほどの簡易的なもので500フィリピン・ペソ(約1,100円)
- お土産代・雑費:300フィリピン・ペソ(約660円)
合計すると、1日あたり最低2,100フィリピン・ペソ(約4,600円)程度はかかると考えられます。
これに滞在日数をかけた金額を準備するといいでしょう。
より具体的な予算を知りたい方は「セブ島へ3泊4日で旅行!予算は?大満足のセブ島観光の王道モデルコースと予算を解説」もあわせてのチェックがおすすめです。
注意:細かいお金を準備しよう
上の計算に基づいて、たとえば2泊3日滞在する場合は、最低でも6,300フィリピン・ペソ(約13,800円。ただし実際に両替できるのは紙幣のみ)の現金を準備することになります。
このとき気を付けたいのが紙幣の単位。1,000ペソ紙幣はセブでは高額紙幣となり、ローカルな商店やタクシーで使われることはほぼありません。
「お釣りがない」といって釣り銭の支払いを拒否される場合もあります。防犯の観点からも、高額紙幣を持ち歩くことはおすすめできません。
セブは比較的治安の良い地域ですが、心配な方は「セブ島の治安は大丈夫?エリア別にみる治安・被害事例・注意点!」も確認しておくとよいでしょう。
使う機会が多いのは50ペソ、100ペソの紙幣です。高額紙幣は早めにスーパーマーケットなどでくずし、小額紙幣を常に持ち歩くようにしましょう。
まとめ~最適な方法で現地通貨を準備
セブの通貨はフィリピン・ペソで、それ以外の通貨は一部を除いて使えません。日本円から現地通貨に両替する必要があります。
両替する場所によってレートが変わること、クレジットカードを活用して手数料を減らす方法などもお伝えしました。
また、商店やタクシーでは細かいお釣りを準備していないことが多いため、なるべく高額紙幣はくずして持ち歩くことがおすすめです。
これらのポイントをおさえ、あなたにとって楽な方法でフィリピン・ペソを準備してくださいね。
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