フィリピンの小さな島であるボラカイ島は、世界から注目を集めるリゾート地。そんな有名観光地にもかかわらず、実は空港がありません。ボラカイ島に行ってみたいけれど、どうやって行けばいいのか分からない……と悩んでいる人のために、セブ島からの行き方を徹底解説。
特に、多くの人が拠点とするセブ島から訪れる方法を説明しています。ボラカイ島が誇るホワイト・ビーチの魅力もあわせてご紹介します。
※1フィリピン・ペソ=約2.3円
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ボラカイ島のここがすごい!

ボラカイ島はフィリピンを代表するリゾートアイランドで、世界中の旅行者から高く評価されている観光地です。特に「ホワイトビーチ」は、アジアでもトップクラスの美しさを誇り、その白砂と透き通る海は訪れる人を魅了してやみません。
また、島全体で景観や自然環境の保護に力を入れており、クリーンで心地よい滞在ができるのも魅力の一つです。ビーチリゾートを満喫したい方に、まさに理想的な島です。
アジアで最高のビーチ
ボラカイ島の目玉といえば、なんといっても全長約4kmにわたる「ホワイトビーチ」です。きめ細かく真っ白な砂浜と、エメラルドグリーンからコバルトブルーへと変化する海の美しさは、2020年にも島内のホワイト・ビーチが、旅行情報サイトのTripAdvisorで「アジアのベストビーチ」に選定されました。
特に夕暮れ時のサンセットは息を呑むほど美しく、写真映えはもちろん、心に残る感動的なひとときになります。浅瀬が広く波も穏やかなので、小さな子ども連れの家族旅行にもぴったり。多彩なマリンアクティビティやビーチ沿いのバー、カフェも充実しており、昼も夜も飽きることなく楽しめます。まさにアジアで最高レベルのビーチリゾートです。

徹底した景観管理
ボラカイ島のもう一つの大きな魅力は、政府主導による「徹底した景観管理」です。2018年には環境保護を目的として一時的に島全体が閉鎖され、インフラ整備や違法建築の撤去、下水処理の改善が行われました。これにより、以前にも増して清潔で安全な観光地へと生まれ変わりました。
現在ではビーチ沿いでの喫煙・飲酒の禁止、ごみの分別、自然保護区域への立ち入り制限など、細かなルールがしっかりと徹底されています。その結果、どこを歩いても美しい景色が保たれており、リゾートらしい快適な雰囲気の中で安心して滞在することができます。環境に配慮した観光を大切にしたい方にこそおすすめです。
ボラカイ島でのグルメ体験

ボラカイ島を訪れたら、美しいビーチだけでなく絶景を楽しみながらのグルメも旅の楽しみの一つです。ホワイトビーチ沿いには、おしゃれで開放感あふれるレストランやカフェが立ち並び、目の前に広がる海を眺めながらの食事は、まさに至福のひととき。ここでは、特に人気の2つのカフェをご紹介します。

サニーサイドカフェ(The Sunny Side Cafe)
ホワイトビーチのステーション3付近にある「サニーサイドカフェ」は、朝食からランチ、カフェタイムまで幅広く利用できるビーチカフェです。黄色いパラソルと木目調のインテリアが印象的で、明るくリラックスした雰囲気が魅力。
ビーチが目の前にあるため、朝の涼しい時間にコーヒーを片手に海を眺めながらの朝食は、特におすすめ。価格は200〜400ペソ(約500〜1,000円)とリーズナブルながら、味も本格的。
チャチャズビーチカフェ(Cha Cha’s Beach Café)
ホワイトビーチの中心、ステーション2エリアにある「チャチャズビーチカフェ」は、開放的な空間と洗練されたメニューが人気のカジュアルダイニング。海を一望できるテラス席では、昼は青く輝く海、夜はライトアップされた幻想的なビーチを眺めながら食事が楽しめ、夕暮れ時のハッピーアワーは多くの旅行者で賑わいます。
ビーチを楽しんだ後、少し贅沢に食事やドリンクを楽しみたい方におすすめの一軒です。価格帯は1品300〜600ペソ(約750〜1,500円)ほどで、満足度も高めです。
ボラカイ島へのアクセス1:カティクラン空港

ボラカイ島への2つの玄関口
環境保全の観点からボラカイ島には空港がなく、隣のパナイ島からのボートでしか到達できません。パナイ島には2つの空港があり、いずれもマクタン・セブ国際空港からの便が飛んでいます。ここでは、それぞれの空港経由でのアクセス方法をご紹介します。

カティクラン空港経由でアクセスする
ボラカイ島への玄関口として造られたのがゴドフレド・P・ラモス空港です。以前の空港名「カティクラン空港」でよく知られているため、この記事ではこちらの名称を使用します。マクタン・セブ国際空港からカティクラン空港へは、計3社が就航しています。
- フィリピン航空(フィリピンのフラグシップ・キャリア)
- エアアジア(マレーシアのLCC)
- セブ・パシフィック航空(フィリピンのLCC)
全て合わせると毎週40往復以上の便があり、セブ島からの所要時間はおよそ1時間。運賃は航空会社やシーズンによって片道4,000~20,000円程度です。
カティクラン空港に到着したら
カティクラン空港の到着ロビーには「Southwest」と書かれたカウンターがあります。これは、カティクラン空港からボラカイ島のホテルまでダイレクトに送迎してくれるサービス。料金は全て込みで700フィリピン・ペソ(約1,610円)です。
ボートターミナルのカティクラン港からはSouthwest専用ボートに乗れるため、待ち時間も減少。ボラカイ島のタンビサン港にはおよそ10分で到着しますよ。自力で移動することも可能ですが、時間・金額を考えるとSouthwestのサービスを利用するのがおすすめです。
自力で行く場合
Southwestのサービスを利用しない場合の行き方は以下の通りです。カティクラン空港で荷物を受け取ってゲートを出たら、空港の敷地外まで進みます。待機しているトライシクル(バイクタクシー)に乗ってカティクラン港まで行きましょう。運賃は一律50フィリピン・ペソ(約115円)、所要時間は15分ほどです。
カティクラン港に着いたら、窓口でボート乗船料などを支払います。このとき渡された書類にパスポート情報などを記載します。乗船料は諸税を含めて125フィリピン・ペソ(約288円)です。タンビサン港に着いたら、待機しているトライシクルに乗ってホテルに向かいましょう。料金は100~150フィリピン・ペソ(約230~345円)が相場です。

注意1:行きと帰りで港が変わる
ボラカイ島からカティクラン空港へ向かう際は、来たときと港が変わるため要注意。ボラカイ島を出発する港はキャグバン埠頭港で、パナイ島のカティクラン桟橋港に着きます。これはカティクラン空港の到着ゲートと出発ゲートが正反対の位置にあるためです。整理すると、
- [行き:カティクラン港→タンビサン港]
- [帰り:キャグバン埠頭港→カティクラン桟橋港]
となります。現地のドライバーたちも理解していますが、念のため頭に入れておいてくださいね。
注意2:帰りは時間に余裕をもって
帰りの運賃も、諸税含めて125フィリピン・ペソ(約288円)。ボートは5分おきに出航しています。カティクラン桟橋港からカティクラン空港までのトライシクル料金は75フィリピン・ペソ(約173円)です。
所要時間はボートとトライシクル合わせて30分ほどですが、飛行機のチェック・イン時間などを考慮して早めに移動しましょう。
ボラカイ島へのアクセス2:カリボ空港

カリボ空港経由でアクセスする
カリボ国際空港は、パナイ島のメイン空港。マクタン・セブ国際空港からは以下の2社が就航しています。
- PAL EXPRESS(フィリピン航空傘下)
- フィリピン航空(フィリピンのフラグシップ・キャリア)
移動時間がかかる
カリボ空港を利用する場合も、カティクラン港からタンビサン港にわたるルートは同じ。ただ、カリボ空港からカティクラン港はおよそ70キロメートル離れているため、乗り合いのミニバンで1時間程度の移動が必要です。
ミニバンのみの料金は200フィリピン・ペソ(約460円)、ボート乗船料込みの値段は250フィリピン・ペソ(約575円)です。カリボ空港でミニバン+ボート乗船料を払っても、カティクラン港で諸税を支払う必要があるため、最終的な料金はミニバン+ボート+諸税合わせて450フィリピン・ペソ(約1,035円)となります。
カティクラン空港がおすすめの理由
以前のカティクラン空港は小型飛行機専用だったため、通常の飛行機でのアクセスはカリボ空港に限られていました。しかし、2016年にカティクラン空港の拡張工事が完了。
現在ではカティクラン空港からのほうが、早くそして安くボラカイ島にアクセスできるようになっています。マクタン・セブ国際空港からの各空港までは所要時間・運賃ともにほとんど変わりがないため、基本的にはカティクラン空港の利用がおすすめです。
ボラカイ島に着いたらホワイト・ビーチへ

ボラカイ島に到着したら、まず訪れたいのが島を象徴する「ホワイト・ビーチ」です。全長約4kmにわたって続く真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海が広がり、その美しさは世界屈指と評されます。
ホワイト・ビーチとは
全長7.5キロメートルほどのボラカイ島の西側に、4キロメートルにもわたって広がる砂浜がホワイト・ビーチ。その名の通り真っ白な砂が特徴で、素足で踏んでも全く痛くないほどさらさらです。
遠浅の海はクリスタル・ブルーに輝き、いつまでも見飽きることがありません。パラソルの下で砂浜に寝そべり、心ゆくまでぜいたくな時間を過ごしてくださいね。
3つのステーションに分かれるビーチ
広大なホワイト・ビーチは3つの「ステーション」に区分けされています。ステーション1は最も奥まったところにあり、静かにリラックスしたい人におすすめ。ステーション2はボラカイ島の中心地に近くにぎやかな雰囲気です。
このエリアにレストランやバー、市場などが集まり、ショッピングやナイトライフも楽しめる繁華街になっています。ステーション3は最も港に近いエリアですが、こちらも喧騒から離れて落ち着いています。ダイビングなどのマリン・アクティビティをするならステーション3がおすすめ。ここからタンビサン港・キャグバン埠頭港までは、ともにトライシクルで15分程度です。


ステーション1
ステーション1はホワイト・ビーチの北側に位置し、白砂の質が最も細かく美しいことで知られています。このエリアには高級リゾートやヴィラが多く、落ち着いた雰囲気の中で静かに過ごしたい方にぴったりです。
ビーチも比較的人が少なく、のんびりとした時間が流れるため、ハネムーンやカップル旅行にも人気。象徴的な「ウィリーズロック(Willy’s Rock)」もこのエリアにあり、記念写真スポットとしても有名です。


ステーション2
ステーション2はホワイト・ビーチの中心に位置し、レストラン、バー、ショップ、ナイトマーケットなどが集まる最もにぎやかなエリアです。
宿泊施設も多く、ビーチの目の前にリーズナブルなホテルから中級リゾートまで幅広く選べます。昼はマリンアクティビティ、夜はライブミュージックやバーでの時間と、一日中遊べるのが最大の魅力。

ステーション3
ステーション3はホワイト・ビーチの南側に位置し、観光開発が比較的少ない、自然が多く残るエリアです。静かで落ち着いた雰囲気が魅力で、のんびりと読書や昼寝をしたり、海を眺めながら静かな時間を楽しみたい人にぴったり。
小さなローカルレストランや個性的なゲストハウスも点在しており、よりローカルなボラカイ島の雰囲気を味わいたい方におすすめです。

ボラカイ島での注意

ホテルの予約必須
フィリピン政府は、ボラカイ島に一度に滞在できる人数を制限しています。入島前の審査で政府公認の宿泊施設の予約をもっていることを確認できなければ入島できないため、ホテルなどは事前に予約しておきましょう。航空券の購入時に宿泊先を尋ねられますが、この時点で宿泊先を決める必要はありません。
Southwestのサービス申込み時、またはボート乗船時に宿泊先を尋ねられますので、それまでに予約が完了していれば大丈夫です。日帰り旅行の場合は、帰りの航空券の予約情報を提示できるように準備しておきましょう。
砂を持ち帰らない!
ボラカイ島ではビーチの砂を持ち帰らないよう、国から注意が出されています。実際に砂をボトルに詰めて持ち帰る観光客が後を絶たず、このような行為が繰り返されると砂が枯渇するおそれが指摘されたためです。
ビーチを彩る真っ白の砂は、4万年もの長い歳月をかけて作り出された貴重なものです。貴重な景観を守るためにも、砂浜はボラカイ島だけで楽しんでくださいね。
ボラカイ島のホワイトビーチ以外のビーチ
ボラカイ島といえばホワイトビーチが有名ですが、それ以外にも魅力的なビーチが数多く点在しています。観光客でにぎわう中心地から少し離れた場所には、静かで自然が残るプライベート感たっぷりのビーチや、アクティビティを楽しめるエリアも。人混みを避けてのんびりしたい方、違った雰囲気を味わいたい方にぴったりのスポットばかりです。

プカシェル(Puka Shell)ビーチ

ボラカイ島の北端に位置する「プカシェルビーチ」は、かつてプカ貝が多く採れたことからその名がついた自然豊かなビーチです。ホワイトビーチと比べて観光客が少なく、静かな時間を過ごすには理想的な場所。
砂の粒がやや大きめで、裸足では少し痛いと感じることもありますが、それもまた自然のままの証。夕暮れ時には、観光客が少ない分、より静かで美しいサンセットが楽しめます。
ディ二ウィッド(Diniwid)ビーチ

ホワイトビーチのステーション1の北側に位置する小さな入り江が「ディ二ウィッドビーチ」です。ホワイトビーチから徒歩約15分で行ける穴場スポットで、人も少なく静かに過ごせるのが魅力。
周囲にはおしゃれなブティックホテルやアート感あふれるカフェもあり、落ち着いた大人のリゾート感を味わえます。ホワイトビーチの喧騒を少し離れて、静かにのんびり過ごしたい方におすすめです。
ブラボック(Bulabog)ビーチ

ボラカイ島の東側に位置する「ブラボックビーチ」は、風が強く波が高めのため、ウィンドサーフィンやカイトサーフィンのメッカとして有名なスポットです。11月から5月の乾季には特に風が良く吹き、世界中のサーファーたちが集まる活気あるビーチに変わります。

まとめ~空港整備でアクセスが容易になった!

真っ白な砂浜と透き通る海に囲まれた小さな島は、まるで楽園。一度は行ってみたい絶景リゾートです。カティクラン空港の拡張工事が完了し、セブ島からのアクセスも格段によくなったボラカイ島。その美しい光景を堪能し、リラックスしてみてはいかがでしょうか。
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