【穴場スポット】セブ島で最も高い山オスメニアピークに登ろう

オスメニアピーク

南国といえばきれいに透き通った海。フィリピンのセブ島旅行を考えている方の大半はビーチやリゾート地で過ごすことが多いでしょう。セブ島の魅力は海もそうですが、壮大な緑の自然もそのうちの1つです。

ここでご紹介するオスメニア・ピーク(Osmena Peak)はセブ島でもっとも高い山と呼ばれながらも、30分ほどで頂上まで行けるラフな登山できます。その行き方と、実際に登った様子などをまとめてみました。

※1フィリピン・ペソ=約2.1円

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目次

オスメニア・ピークとは?

オスメニアピーク

オスメニア・ピーク概要

オスメニア・ピークは、セブ島南部のダラゲテ町にある山岳地帯に位置し、標高は1,015メートルと島内で最も標高の高い場所として知られています。名前の由来は、フィリピン初の大統領のひとりであるセルヒオ・オスメニアにちなんだもの。山頂はゴツゴツとした石灰岩が連なる独特な地形が特徴で、「セブのチョコレートヒルズ」とも呼ばれるほど。

登山道は整備されており、登山口から山頂までは約30分〜1時間程度の行程。険しい道ではありますが、登山初心者でも十分登れるレベルです。登りきった先には、どこまでも広がる山と海のコントラストが待っており、カメラ好きや自然愛好家にも人気のスポットです。

オスメニア・ピークの場所

オスメニア・ピークはセブシティから55キロメートル南下した所にあるダラゲテ(Dalaguete)の町からバイクタクシーで40分ほど上った場所。

人気のあるジンベイザメ・ツアーのポイント、オスロブの町より手前(セブシティとオスロブのちょうど真ん中)にダラゲテがあります。渋滞がなければ車で約2時間で到着。交通量が多い朝方や夕方の時間は片道約3時間以上かかる場合もあります。

登山のおすすめのシーズン

オスメニア・ピークへの登山は、乾季にあたる11月から5月頃がベストシーズンです。この時期は雨が少なく、山道も滑りにくいため、安全かつ快適に登山を楽しめます。特に12月〜2月は気温がやや低めで、早朝の登山ではひんやりとした空気の中、美しい朝焼けを望むことができます。

一方、6月〜10月の雨季は天候が不安定で、足元がぬかるみやすくなるため登山には不向きです。また、朝や夕方は霧が出やすいため、日中の明るい時間帯に登るのがおすすめ。初心者でも十分楽しめるとはいえ、事前に天候の確認を忘れずに行いましょう。

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セブからオスメニア・ピークへの行き方

オスメニアピークに向かう

登山口までの行き方1. ローカルバスでダゲラテまで

ダラゲテ行きバスに乗るにはセブ市内からサウス・バスターミナルへ行く必要があります。セブには北上専用のノース・バスターミナルもあるので間違えないようにしましょう。タクシーの運転手に「サウス・バスターミナル」というと大体は理解してくれるでしょう。着くと数多くのバスが待機しています。施設内のファストフード店や小さなコンビニで多少の軽食は購入可能です。

バスターミナルのスタッフに「ダラゲテ」と伝えると該当するバスまで連れて行ってくれます。下車するバス停は「エスキーナ・マンタロンゴン」(Eskina Mantalongon)。約2時間で着きます。乗車後にバスの添乗員が150ペソ(約315円)の集金に来ます。このとき到着した際に教えてもらうよう頼むと安心ですね。

※ ダラゲテ

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登山口までの行き方1. ダゲラテからバイクタクシー

バスを下車するとたくさんのバイクタクシーの運転手が客引きをしています。そこで人数に合った台数を確保。一気に山を上り、登山口まで案内してくれます。降ろされた場所から石畳にそって上がっていくと小さな小屋があり、そこが登山口です。帰りに拾うのは難しいため、同じ運転手に往復で料金を払います。料金は必ず最後に払いましょう。

行きに払ってしまうと帰られてしまう可能性もあります。値段交渉次第ですが200ペソ(約420円)が相場。外国人だと高めに料金を請求されるかもしれません。2人だと運転手と合わせて3人乗りになることもありますが、しっかり400ペソ(約840円)請求されます。複数で利用する場合は値段交渉をしてみてください。

登山口までの行き方2. 運転手付きレンタカー

値段はローカルバスより高値ですが、楽さと安全面では運転手付きレンタカーがおすすめです。宿泊先のホテルまで規定の時間にネームカードを持ったドライバーが迎えにきてきれます。専属ドライバーなので「オスメニア・ピーク」と伝えると直接登山口まで連れて行ってくれます。

帰りもホテルまで直行なので、現地の交通機関に不安がある方はレンタカーで行くことをおすすめします。予約方法はインターネットから旅行会社のサイト、または現地ツアー会社をとおしてできます。多くの場合は予定する日の前日の午後16時〜午後18時まで予約ができます。

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登山口から入山する

登山口では名前や国籍、登り始めの時間などを記入する登山届を書き、30ペソ(約63円)の入山料を払います。任意でグループに対して1人ローカルガイドをつけることができます。ガイド料金は100ペソ(約210円)です。その他10ペソ(約21円)で杖のレンタル、5ペソ(約11円)でトイレ使用できます。

トイレは現地スタイルであまりきれいではありません。またトイレットペーパーは付いていないことの方が多いので、持参するようにしましょう。

オスメニア・ピークからセブへの帰り方

バスの車内から

バスとバイクタクシーを利用した場合、登山口まで乗せてもらったバイクタクシーで最初に下車した町まで戻ります。行きで降りた反対側の車線にセブ市内方面行きのバス停があるので、そこで帰りのバスを待ちます。不定期に来るバスを人さし指を上げて止めます。フィリピンでは人さし指を挙げる行為が公共交通機関を止めるサインです。

セブ方面へ向かう公共のバスはほぼセブ市内へ行くバスなので焦らず気長に待ちましょう。バス停がわからない場合も人さし指を挙げれば、基本どこでも停車してくれます。朝早く行けば帰りは夕方の渋滞に巻き込まれずに、スムーズにストレスなくセブ市内へ到着できるでしょう。

実際にオスメニア・ピーク登山を体験

オスメニアピーク登山

ガイドのトラブルに注意を

登山口を抜けると子どものガイドが客引きをしています。山頂までガイドをしてくれるそう。私はお断りしましたが、子どものガイドがかなり目立っていました。さりげなく一緒に登って写真撮影を手伝おうとすることもあります。

子どもたちは自分からボランティアのように案内して来ますが、チップをもらえることを前提にしています。トラブルを避けるためにもガイドをつけるのであれば、小屋で入山料を払う際にお願いして大人のガイドをつける方が無難です。

緩やかな登山、映える景色

道中は岩がゴロゴロしていて歩きにくさを感じましたが、傾斜は緩やかだったので疲れはさほど感じませんでした。登山者層はフィリピン人や中国系の登山者が多く、ほとんどの人がラフな格好で登っていました。中にはワンピースやビーチサンダルで登っている人も。それだけサクッと登れる山なのです。

30分ほど登ると周りの景色が一変。奇形の連なった丘があたり一面に広がりました。所々にある小さな家から人が出入りして畑作業をしているのも見え、現地の人々の暮らしもうかがえます。360度どこから撮っても絵になる奇形の丘はとても美しかったです。

オスメニアピーク

空気のおいしい名所

思い出に一番先にある岩場に座って奇形の丘と写真を撮りました。セブの街中の排気ガスやムワッとした肌に張り付くような独特の空気は、ここにはありません。思わず深呼吸してしまうくらいきれいな空気でした。「空気がおいしいとはこういうことか!」と、初めて身をもってわかりました。

雲が全くない晴天の日はこの連なる丘の奥に青い海が広がるそうです。セブ島の定番観光地は結構足を運びましたが、何度も行きたいと思える場所はここが初めてでした!

登山日のタイムスケジュール

当時オスメニア・ピークにいったときの大まかなタイムスケジュールです。早朝の出発だったので渋滞に巻き込まれずに帰ってこられました。ローカルバスで行く際は満席で座れず立った状態のままなこともあります。その点を考えると人の少ない早朝出発はおすすめです。

午前

  • 5:00 タクシーに乗車しサウス・バスターミナルへ
  • 6:00 バスターミナル到着
  • 6:30 ダラゲテへ向けて出発
  • 8:30 ダラゲテ到着。バイクタクシーで登山口へ
  • 9:30 登山口到着、登山開始
  • 10:15 山頂到着、写真撮影
  • 11:00 下山開始
  • 11:30 登山口到着、行きと同じバイクタクシーに乗り町まで戻る

午後

  • 1:30 バスから下車した反対側車線にあるバス停でバスを待ち乗車
  • 3:00 サウス・バスターミナル到着

オスメニア・ピークの楽しみ方3つ

オスメニアピーク

オスメニア・ピークは登って終わりではなく、山頂での過ごし方によってさらに楽しさが広がるスポットです。

セブ島にいながら、標高1,000メートル超の自然に囲まれた環境で、日常では味わえないようなひとときを過ごせるのが魅力。現地ならではの過ごし方を組み合わせて、自分らしい楽しみ方を見つけてみてください。

セブ島なのにとても涼しくて快適

灼熱のセブ島ですが標高の高いオスメニア・ピークはとても涼しく、むしろひんやりした空気を感じます。隠れた避暑地のようで山頂で太陽が当たっている場所でも暑さは全く感じません。空気が新鮮で山頂では思わず何度も深呼吸をしてしまうほど。

「暑いから山登りは嫌だな〜」と考えている方は大間違い!暑いからこそ避暑地であるオスメニア・ピークはおすすめのスポットです。オスロブでジンベイザメと泳いだ後にちょっとよってみるのもいいですね。

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ピクニックをすると最高

30分でラフに登れるオスメニア・ピークはピクニックがおすすめ!オスメニア・ピークの山頂は広々としており、シートを敷いてゆっくり過ごすことができます。サンドイッチやフルーツ、おにぎりなどを持参して、自然の中でランチタイムを楽しむのは格別。

セブ市内や登山口周辺のローカルマーケットで、フルーツや軽食を購入していくのも良いアイデアです。また、早朝に登って朝日を見ながらの朝食もロマンチックで人気があります。ゴミを出さないよう注意しながら、自然に優しいピクニックを心がけましょう。

1泊2日でキャンプ泊

登山口でテントや寝袋のレンタルもしています。ですから食料のみの持参で手ぶらでキャンプをすることができます。街灯ひとつないオスメニア・ピークで見る頭上は、満天の星空なんだとか。新月の月が見えない日に行くと普段の倍の星が肉眼で確認できるので、キャンプを考えている方は新月の日がおすすめ。

海側から上がる日の出も最高でしょう。キャンプする方は防寒着をしっかり着て、寒さ対策をしましょう!夏のキャンプでも夜の冷えはかなりのものです。

オスメニア・ピークを楽しむための持ち物

オスメニアピーク

標高1,013メートルのオスメニア・ピークは、セブ島とは思えないほど涼しく、天候も変わりやすい山岳地帯です。自然の中で快適に過ごすためには、しっかりとした準備が欠かせません。以下に、登山をより楽しく安全にするための持ち物を紹介します。

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ゴープロ

広角レンズで壮大な景色を写真や動画で撮れるアクションカメラ。ピントなど難しいことを考えなくていいのでカメラ初心者でも使いこなせます。

オスメニア・ピークの大自然を一つの画面にギュッと収めることができるでしょう。広角レンズと大自然の相性はピッタリ!

羽織りもの

セブ島といえば常夏のイメージですが、オスメニア・ピークは標高が高いため、朝晩は驚くほど肌寒く感じられます。特に朝日を見るために早朝から登山する場合は、気温が15度前後まで下がることもあるため、薄手でも風を通さない羽織りものは必須です。

ウィンドブレーカーやパーカーなど、軽くてかさばらないものを選ぶと便利です。また、山頂は風が強く、体感温度がさらに下がるため、フード付きのものがあれば首回りの保温にも役立ちます。

軽食

登山道自体は30分〜1時間と短めですが、山頂でのんびりと景色を楽しむなら、軽食を持っていくのがおすすめです。周辺には売店がないため、おにぎりやパン、エナジーバー、ドライフルーツなど手軽に食べられるものを持参すると便利です。

標高が高く気圧が低いため、思った以上にエネルギーを消耗することもあるので、適度な糖分や塩分の補給が重要です。ゴミは必ず持ち帰るように心がけましょう。

トイレットペーパー

オスメニア・ピーク周辺には、登山口や途中にトイレがある場合もありますが、紙が設置されていないことがほとんどです。衛生的に使えるよう、自分でトイレットペーパーを持参するのが基本です。あらかじめ適量を小さなジップロックなどに分けておくと、かさばらず便利です。

自然の中での登山では、他の登山者への配慮や環境保護の観点からも、ゴミの持ち帰りを徹底しましょう。備えがあることで、ちょっとした不安も解消され、より快適に過ごせます。

カッパ

オスメニア・ピークは山の天候が変わりやすく、晴れていたかと思えば突然のスコールに見舞われることも少なくありません。そんな時に活躍するのが軽量のカッパです。

防水性だけでなく、風よけとしても使えるので一石二鳥です。特に雨季(6月〜10月)に登る場合は必須のアイテムとなります。備えておくことで、雨に濡れて体を冷やすことも防げ、より安全に登山を楽しめます。

オスメニア・ピークへ行く際の注意点

オスメニアピークのガイド

セブ島は常夏なのでオスメニア・ピークにも同じ服装で行く人がいます。半袖でもちろんOKですが羽織りものは忘れないようにしましょう。冷たい空気中に雨が降ると体温がすぐに奪われてしまいます。そして観光客が少ない穴場なので順路の整備が不十分です。簡単な柵はありますが山頂の奇形の丘には柵が設けられていませんので、十分にご注意してください。

急な崖になっているので大変危険です。そしてオスメニア・ピークは、ゴミひとつ落ちていない緑豊かな美しい場所。出たゴミは必ず持って帰るのが世界共通の山登りのルール!危険があることや、次の人が気持ちよく登れるようマナーを守って登りましょう。

まとめ〜圧倒的大自然!セブ島の魅力は海だけじゃなかった〜

オスメニア・ピーますが山頂の奇形の丘には柵が設けられていませんので、十分にご注意してください。ます。セブ島と聞くと海にフォーカスしてしまいがちですが、海だけじゃないセブ島の魅力を体験してみませんか?

海だけではセブ島を100%楽しんだとは言えません。海と山どちらも体験してセブ島の魅力を全て制覇しましょう!あなたの旅も倍充実したものになるに違いありません。

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この記事を書いた人

セブ島在住歴5年のディレクターとフィリピン在住歴20年以上のセブ島を知り尽くしたスペシャリストが執筆及び監修をしています。
国家資格である総合旅行業務取扱管理者資格保有者も在籍。
その他、プロダイバー資格、インストラクター資格、救命救急のEFRを保有。セブ島で最高の体験を提供するため、日々コンテンツを研究中。

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