マクタン島の憩いの場「マクタンシュライン」〜公園でゆっくり過ごしたいならココへ!

マクタンシュライン

美しく澄んだ青い海に純白の砂浜など、いまだ手付かずの自然が広がるフィリピン・セブ島。その一部では都市開発が進み、セブ島、マクタン島も開発地として年々その姿を変えています。

ここ数年でレストランや娯楽施設、観光客だけじゃなく地元の人も足を運べる施設が増えました。地元の人にとっても便利で過ごしやすい街になってきているのではないのでしょうか。

ローカルな雰囲気を味わいたい人やラフに運動がしたい人、友人や恋人とまったり過ごしたい人そんな方にぴったりな公園をマクタン島で見つけました。

ここでは地元の人の憩いの場、観光スポットとして気軽に足を運べる公園「マクタンシュライン」をご紹介していきます。

*1ペソ=2.11円

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目次

マクタン島ってどこ?

マクタン島

マクタン島はセブ島の東側に位置し、2つの島は2本の橋で繋がっています。2020年5月現在3本目の橋を建設中でセブ島とマクタン島のアクセスは今後さらに便利になることでしょう。

実はセブ島とマクタン島2つの島を総称したリゾート地として私たちは「セブ」と呼んでいます。セブ島旅行の調べ物をしていて「セブ島旅行なのにホテルはマクタン島??」と急に浮上した別の島の名前に疑問を持った方も多いと思います。

実は2つの島はタクシーで簡単にアクセスできるのです。

マクタン島は主にリゾートを中心として開発が進められており、セブ旅行で人気の星付きリゾートホテルはマクタン島に集結しています。

飛行機でセブに来た際に使用する空港もマクタン島にあり、空港からアクセスしやすくリゾートの中心地という点からマクタン島に滞在する人も多くいます。

マクタンシュライン(Mactan Shrine)はどんな場所?

マクタンシュライン

マクタンシュラインの基本情報

マクタンシュラインはマクタン島のプンタエンガーニョ通りに面しています。大きなラプラプ像が道路から見えるので、比較的見つけやすい場所です。

歴史的に有名な場所なので「マクタンシュライン」と伝えればタクシードライバーは理解してくれます。ホテルが集まっているエリアにあるのでタクシーのとおりも多くあります。

マクタンニュータウンまで行けば必ずタクシーやバイクタクシーが沢山待機しているので帰りのタクシーに困ることはないでしょう。

基本情報

  • 名称:マクタンシュライン(Mactan Shrine)
  • 住所: Punta Engano road, LapuLapu City
  • アクセス:有名な五つ星ホテル、シャングリ・ラ・マクタンリゾート&スパ・セブから徒歩5分、格安ホテルが集まるマクタンニュータウンから徒歩10分、セブシティからはタクシーで1時間。
  • 営業時間:24時間
  • 休園日:年中無休

マクタンシュラインの外観・公園の様子

公園には車が10台程止められる駐車場があり、園内はゴミひとつなく綺麗に完備されています。昼は団体の日本人や韓国人客が多く夕方から地元の人で賑わってきます。

夜になると園内はライトアップされ昼とは印象がガラっと変わります。昼は灼熱で暑いマクタンシュラインですが、夜は涼しい風が隣のマングローブから吹き抜けて憩いの場へとなるのです。

地元の人にとってはデートスポットであったり、ランニングをしたり、友人とお酒を飲むとそれぞれが思い思い時間を過ごせる場所のようです。日が暮れて涼しくなった園内を子どもたちが中心で走り回ったり、ボール遊びをしたり、元気いっぱいに運動をしています。

子どもから大人たちまで幅広く愛されているのが感じられます。公園の周りには露店もありローカル価格でお土産が買えます。

フィリピンでは大イベントのクリスマスやバレンタイン、特別な祝日はここでイベントが開かれることも。私が足を運んだときはクリスマスシーズンでイルミネーションが飾ってありました。

クリスマスマーケットの予定もあるとかで、かなり園内は賑わっていました。イベントシーズンごとに雰囲気が変わるのも魅力です。

歴史〜ラプラプとマゼランの戦い〜

マクタンシュライン

昔、フィリピン人のほとんどがイスラム教だった時代。冒険家のマゼランはスペインを出発点とし西回りで旅をしていました。

そしてここフィリピンのセブ島へ降り立ったのです。マゼランがセブ島へ上陸したのはキリスト教布教のため。順調にも見えたキリスト教の布教ですが、思うようにうまくいかなかったマゼランは次第に促すようなやり方に変わりました。

マクタン島でも強制的にキリスト教化を進めようとしました。それを当時の王様ラプラプが勇敢にマゼランに立ち向かい、現在マクタンシュラインがある海岸で戦いました。

そして見事にラプラプ王はマゼランに勝利し、国民に称えられ現代まで名が残る英雄となりました。この歴史を次世代に受け継いでいくためにマクタンシュラインは作られました。

マクタン島のラプラプ市の名前は、このラプラプ王が由来となっています。公園の真ん中に立っている力強い男性の像はラプラプ王の像。

ラプラプ王の顔の像は現在ラプラプ市のあらゆる所に飾られ、現代もなお国民から誇られています。フィリピンの歴史では決して欠かすことができない偉大な人物です。

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マクタンシュラインのおすすめの時間帯と楽しみ方

出店

人も少なく気温が落ち着いている午前中

おすすめの時間帯は人が少なく涼しい午前中かライトアップされて一気に雰囲気が変わる夕方以降。ですが早く着き過ぎると露店が空いていない可能性もあります。

一応午前9時が露店の開店時間とはなっていますが前後することが日常的にあります。

朝は気持ちいい風が吹くので散歩に丁度いい時間帯です。お昼の時間帯は猛暑になるので熱中症に十分気をつけてください。園内には日陰もほぼありません。

ライトアップされる夕方以降がおすすめ

日が沈む夕方以降はライトアップされて露店も賑やかさを見せます。マクタンシュラインの周りにはコンビニや、ローカルBBQ、マクタンニュータウンにはテイクアウトできるレストランが数多くあります。

テイクアウトした物を公園内に持ち込み、友人らとお酒を飲みながらゆったり過ごすのもおすすめの過ごし方です。リゾート地でゆっくりするものセブ旅行らしくていいですが、たまには地元の人たちが集まるローカルな雰囲気もワクワクして楽しいですよ。

写真撮影のあとはお土産タイム

写真スポットの周りは写真大好きなフィリピン人が沢山スタンバイしています。フィリピン人は一人で写真を撮ることが好きなのでなかなか自分たちの撮る出番が回ってこないのが難点!

順番を守らない人が多くいるので待つだけではなかなか自分の出番が回ってきません。恥ずかしがらずに自分からガツガツ前へ行くのがポイントです。

写真撮影の後は東南アジアらしい露店が並んだマーケット。ショッピングモールと同じ商品が買えるのにその価格はモールより格安。東南アジアらしいカラフルなミサンガや、エスニック風なワンピースやパンツなど、見ているだけでワクワクさせられる物ばかり。

種類が豊富で選ぶのに時間がかかってしまいます。旅の記念に友人や恋人とおそろいのミサンガなどもきっと素敵な思い出になると思います。

そしてマクタン島の有名な生産物であるギターは、マクタンシュラインの露店でも手に入ります。コンパクトな「ウクレレ」もデザイン性があって可愛らしいものばかりです。

  • ミサンガ類:3つで50ペソ(約105円)、1つで20ペソ(約42円)
  • エスニック柄ワンピース:500ペソ〜(約1,055円〜)
  • 大人気セブTシャツ:150ペソ〜(約320円〜)
  • カゴバッグ:500ペソ〜(約1,055円〜)
  • シェルジュエリーボックス:100ペソ〜(約210円〜)
  • 小銭入れ:100ペソ〜(約210円〜)
  • シェル飾り物:300ペソ〜(約630円〜)

※支払いは現金のみ。値段は目安です。

マクタンシュラインへ行くときの注意点

広場

治安は?夜や暗い時間は要注意

マクタンシュラインはリゾートエリアにあるため、治安が悪い地域ではありません。しかしここはフィリピンです。カバンは前に持つ、携帯をポケットに入れないなどの最低限のことはどこにいても意識しましょう。

公園は24時間開いていますが午後20時までには公園から出ましょう。遅くなりすぎずにホテルに帰れます。その時間以降も公園は賑わっていますが次第に人どおりが少なくなり安全とは言い切れなくなります。

マクタン島はセブ島と比べて田舎なので街灯が少ないです。マクタンシュラインの周りは比較的に街灯も多く明るい場所ですが夜は十分に気をつけましょう。

歩いて行く人は特に帰る時間も考えて早めに公園にいきましょう。または帰りはタクシーを利用すると安全です。

トイレは済ませてから向かう

現地には無料のトイレがあります。フィリピンの中では比較的綺麗な方ですが便座やトイレットペーパーのない現地スタイルのトイレ。

日本のトイレと比べると不衛生で使いづらさを感じます。

また、人が多い時間帯はトイレに長蛇の列ができるので緊急でない方は近くのマクタンニュータウンで済ませるのもいいでしょう。敷地内にはマクドナルドがあり、ひとこと断れば綺麗なトイレが利用できます。

一番いいのはホテルで先に済ませておくことです。基本街中のトイレはトイレットペーパーがないので外へ出かけるときは持参しましょう。

まとめ〜ローカル好きにはぴったりの場所〜

歴史が刻まれたマゼラン記念碑やラプラプ像など、フィリピンの歴史に触れられるマクタンシュライン。観光客だけではなく、地元の人からも愛される人気の場所でした。

東南アジアに来ているのにリゾート地だけで旅行が終わってしまうのはもったいなく感じます。一歩外に出ると沢山の発見や気づき、出会いがあなたの旅をより充実したものにしてくれます。

散歩、マーケット探索、デートなど何でもOK!思い思いの時間をマクタンシュラインで過ごすのはどうですか?現地で流れるゆったりとしたローカルな雰囲気が心地よくしてくれるでしょう。

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この記事を書いた人

セブ島在住歴5年のディレクターとフィリピン在住歴20年以上のセブ島を知り尽くしたスペシャリストが執筆及び監修をしています。
国家資格である総合旅行業務取扱管理者資格保有者も在籍。
その他、プロダイバー資格、インストラクター資格、救命救急のEFRを保有。セブ島で最高の体験を提供するため、日々コンテンツを研究中。

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